劉文金 商品

劉文金 周仏海日記

中国側からは裏切者と呼ばれ、日本側からは敗戦後に蒋介石に寝返った小者であり、汪兆銘の手下の一人程度にしか評価されていないが、そのような見方を簡単に吹き飛ばす。文句無しに面白い。この人物がいなかったら、日本の中支占領政策は全く回っていかなかっただろう。大変な社交家で、深夜までよく働き、二日酔いを反省しながらも結局は大酒を飲み、マラリアに感染し、女に手を出しては奥さんにとっちめられ、息子は年増女と同棲を始めるわ、と色々な困難に振り回されながらも、最後まで南京政権を維持した。傑物である。残念なことに昭和20年6月で終わっているが、それ以降が面白いのに。獄中日記が中国語版で出ているが、全編が出ないものだろうか。 周仏海日記 関連情報

劉文金 日中韓 歴史大論争 (文春新書)

p178の著者発言によれば、韓国人の中に、「文化・文明というものは、我々が日本に教えてやったのだ」、という抜きがたい優越感があるのだと感じる、韓国教科書は、日本に対して「何々してあげた」のオンパレード、日本人のルーツの一つは紛れもなく韓国であり、そういう意味では韓国が本家、日本が分家のようなもの、云々とある。それは疑問だ。私は、日本は、中国とも韓国とも、全く違う文化の源流を持っているのだ、ということを、日本人としてよく考えなければならないのではないかと思う。 ○前方後円墳は、南九州から東北まで、およそ5200基もあり、  さらには朝鮮最大古墳より大きな古墳が、130基ほどもあり、   (参:白石太一郎『古墳とヤマト政権』文春新書p12)   (ネット辞書「日本の大規模古墳一覧」参照)  それらの副葬品は、諸外国と比較すれば、  個人の贅沢品と言うよりは、むしろ共同体としての象徴的な意味合いの濃いものである。  鏡、玉、武器や生産道具など、諸外国の個人の贅沢品とは色合いが違う。 ○それに、朝鮮と比較するなら、自国語表記の歴史は千年違う。  ハングルは、李氏朝鮮時代の15世紀に、国王主導で創作されたものである。  しかし朝鮮では、ハングルは、19世紀末まで表舞台に出ることはなかった。  理由は、為政者層が、自国語を自前の文字で書いた経験がなく、  漢文を操ることに誇りを持つ人々だったかららしい。  ところが日本では、8世紀に4500首を集めた万葉集ができ、  11世紀初頭には、女性の手になる大長編小説ができた。  天皇の命で編集された勅撰和歌集も、10世紀から15世紀までの五百年余の間に21もできた。  この日本の、日本語にこだわった文学力は、  「朝鮮は日本の育ての親」という考え方を、はっきりと否定するものである。  表音文字「かな」(カタカナ含む)の創作があったおかげで、  日本では広範囲の社会層に読み書きが広がった。  明治維新の頃の日本は、中国や朝鮮とは、読み書きできる社会層の、  その厚みが、全然違うはずである。  「かな」は、読めない漢字を読める文字にするものだった。  庶民向けには大抵ふりがなが振ってあった。これは古代からの、文化の継承の結果である。 日中韓 歴史大論争 (文春新書) 関連情報

劉文金 太極拳 服 上下 セット サテン 生地 長袖 長ズボン ウエストひも付き

    商品の申し込みは165cmで行い、受注のメールも165でしたが、実際に送られてきた品は160cmでした。試着したところ、それほど  変ではなかったので返品しませんでしたが、納品のチエックは確実に行うべきです。    加えて、仕方のないことかもしれませんが、折り目のシワはひどいと感じます。改善すべきではないでしょうか。    品物は価格の割には、結構だと思います。 太極拳 服 上下 セット サテン 生地 長袖 長ズボン ウエストひも付き 関連情報

劉文金 中国社会の超安定システム―「大一統」の構造 (研文選書)

 俗に「中華文明五千年」とか言うだけあって、中国の歴史はとにかく長く、覚えることが多くて勉強が大変です。歴代各王朝の政治的・社会的事実関係の把握だけに汲々としてしまい、全体像を見失いがちになってしまうのは小生だけではないでしょう。 さて本書は、そんな長い中国史をシステム論的な見地から大掴みに捉え直し、時代を超えた中国の政治的・社会的特質や、中国社会発展のメカニズムを提示しようとする野心的な試みです。 著者たちの問題意識は、西洋諸国とは異なる中国独自の社会構造を明らかにすることにより、秦代以来の中国の伝統的統治システムが長期的安定(そして停滞)を達成したのは何故か、という命題への回答を得ることのようです。著者たちはそうした問題意識の下、国家の統一を担保する「宗法一体化構造」、その構造の運用上の特性たる「脆性」と「強制御」、統治システムを内部から蝕む「組織攪乱力」、そして動乱後の新王朝成立の際に決定的な役割を果たす「修復鋳型」などといった概念を提示することにより、中国史の構造に対する独創性溢れる分析を加えていきます。 著者たちは中国史プロパーの専門家ではなく、歴史の捉え方といった点では些か違和感を禁じえない部分もあります。しかしながら、マクロの中国史分析における切り口の提示という点では極めて魅力的なものを含んでおり、読んでみて大いに知的好奇心をそそられました。東洋史ファンが読み物として目を通すという感じで読むのであればそれなりに良い本だと思います。 中国社会の超安定システム―「大一統」の構造 (研文選書) 関連情報




Loading...


ここを友達に教える