NATIONAL GEOGRAPHIC (ナショナル ジオグラフィック) 日本版 2013年 09月号
ショッキングなタイトルに目を疑いましたが、沈む陸地の方が良いのではないかと思います。それはさておき、欧米では「温暖化」を耳にすることは少なくなりました。二酸化炭素濃度の増加が気温の上昇に結びついているとする因果関係には多くの疑問が上がっています。例えば、太陽活動の活発化は反証例として最右翼の説ですが、縄文時代の土器が海抜50m以上の場所に多く出土することから、当時の海面は現在より30m以上高かったとする研究があったように記憶しています。付録のロングポスターは「氷なき世界」。地球の氷が全て溶けたらという仮想の地図を掲載しています。石炭・石油・天然ガスを燃やし尽くして大気中に5兆トンの炭素が放出された場合、66mの海面上昇が想定されるそうです。ほとんどの大都市が海底に沈むことになります。ところで、大気中の炭素は植物に吸収され、二酸化炭素は水に溶けやすい気体なので海にも吸収されます。したがって本誌のような線形的な予測は成り立たないと思いますが、1つの話として大変面白く読みました。「温度の上昇」をキーワードにするならば深層水温度の上昇を大きく取り扱ってほしいと思います。水は比熱が大きいので、わずかな温度上昇はとてつもないエネルギーを有することになります。こちらの方が災害に直結するのではと思います。
ヒクイドリの写真には思わず笑いがこみ上げました。P64,65の見開きのページはカツラのようです。P72,73の餌を啄む写真は、鳥が恐竜の末裔であることを感じさせてくれます。
NATIONAL GEOGRAPHIC (ナショナル ジオグラフィック) 日本版 2013年 09月号 関連情報
私が子供の頃とちがって、最近おならを題材にした絵本って多いですね。
子供、特に男の子はおならなどの下ネタ好き時代が結構続きますものね。
この本も単純な内容ですが、息子には大ウケ!
また表情豊かで珍しい動物達がイキイキとおならをブーブーやるのが楽しいようです。
マンドリルおじさんの目下の悩みはおならが臭すぎて、しかもすぐ出てしまうのでみんなと遊べないこと。
元気のないおじさんの姿を見て、マルミミゾウの坊やが名案を思いつきます。
「赤信号、みんなで渡れば怖くない」なんてギャグが昔流行りましたが、「おなら、みんなですれば恥ずかしくない」といったところかな?やっぱり臭いは臭いんでしょうが、おならもみんなですれば笑いに変わる。
後書きにありますが、この本に出てくる動物はアフリカ南西部に生息する動物だそう。
中でもマンドリルを主役にしたのは楽しさが倍増したと思う。
息子はオナラの威力にしばし起き上がれないヤマアラシがお気に入り。
ちなみに私がアルマジロと思ったのはセンザンコウ。南米のアルマジロとは別の生き物だそうです。
マンドリルおじさんのおなら 関連情報
百メートル走対決!チーターがいません!とか、
ライオンVSセンザンコウ!、
さらには可愛い(科学的なアプローチ付)対決!に、もふもふ蛾ベネズエランプードルモス参戦!等
一応結構面白い。ちゃんとした解説もある。はい。
「もしも?」の図鑑 珍獣大決戦 関連情報