【ほろ酔い】岩崎夏海さんとの対談を終えて　〜ニッカ "宮城峡" を呑みながら〜岩崎夏海

人を動かす　新装版

数十年前に書かれた内容であるが、今現在でも通用する大事なことが書かれています。
笑顔を忘れない、心からほめる、おだやかに話す、人の身になる、顔をつぶさない、
あら探しをしない、といった当たり前のことがわかりやすい事例で説明されています。

カーネーギーの人に対する深い愛情と慈悲の心から発せたれた言葉には重みがあり、
自分の心もあたたかくなり、心から感動することができます。

ビジネスだけでなく日常生活においても、あらゆる人との接し方を改めて考え直す
すばらしい機会を与えられたと思っています。

このギスギスした世の中で、できるだけ多くの人に読んでもらいたい名著です。人を動かす　新装版関連情報

部屋を活かせば人生が変わる

「部屋を活かす」ためのポイントをきわめて具体的に書いてくれている。
これが、この本のもっともいい点だと思います。

たとえば、家具を配置するとき何センチ壁から離すべきか、
おすすめの掃除機の機種、タオルのブランド、必要な食器の数、
そういったことが過不足なく書かれてるので、すぐ行動に移すことが可能です。

それから、モノの捉え方についてこれまでの常識を覆す発想法が述べられていて、目から鱗です。
空間は物質より高価、本当のおしゃれはお気に入りだけをうまく着ること、
本棚は他人に見せるためのもの、などなど。

ただの収納術でも精神論でもなく、
部屋に関する本質的なポイントを端的に指摘してくれている本です。
「部屋が、生活が、人生が停滞している。なぜかうまくいかない」
そういう人が新たな一歩を踏み出すときに、力になってくれる本だと思います。
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『もしドラ』はなぜ売れたのか?

かのスティーブ・ジョブズが、スタンフォード大学でした有名な演説があります。
その演説の中で、興味半分でカリグラフィーの授業を受けたということ。
それが後のMacの美しいフォントに繋がった、という話でした。
いま無駄だと思っていることが、将来、役に立つことがある。
点と点がつながる瞬間がある。
だから、今やっていることに自信をもって欲しい。
それが人生に違いをもたらすのだと。

岩崎夏海さんの本を読んでいて、そのスピーチが蘇りました。
まったく、同じことが起きていたからです。
あの「もしドラ」が生まれた原点。
それが、ファイナルファンタジーXI だったのです。
とても驚きました。
ファイナルファンタジーXIとドラッカー。
どう考えても、繋がらない。
それが繋がってしまう。

ファイナルファンタジーというゲームの由来。
「最後の物語」という名のとおり、制作者たちの覚悟が込められています。
もうゲームを制作するのは、今回が最期になるだろう。
ならば、このゲームに最期の夢を託す。
製作者たちの想いの結晶、それが「ファイナルファンタジー」なのです。
岩崎さんも同じく、ある作品に最期の夢を託した。
それが、「もしドラ」だったのです。
いわばこの本は、岩崎夏海という男の「ファイナルファンタジー」を記録した、人生ドキュメントであります。『もしドラ』はなぜ売れたのか? 関連情報