女子アナ、富士山、石原都政、ネット妻などなど古舘伊知郎が無責任な立場から大胆にしゃべりまっくたコラム集。評論家ではないからこそ幅広い分野を人とは違った視点で語ってくれることが新鮮だった。いい意味でひねくれ物、古舘伊知郎という人間がよく分かる一冊ではないだろうか。 そして世界は狂いはじめた 関連情報
これを書いている時点で、上に紹介されているような「古館のナレーション盤」などではなく、他の番号でも出ているものと同じハイティンク指揮の全曲録音からのハイライト盤である。
かつての「夜の女王」の今は亡きルチア・ポップのこれまた素晴らしいパミーナが聴けるという個人的趣味は別にしても、やや地味に聞こえるけど、ショルティやカラヤンの(特に晩年の)録音などより遥かに味わいのある録音で、選曲もほぼ相場どおりで、全曲盤があるにもかかわらずプレゼント用に買ってしまった。なにせ、このお値段だから。
ただ、制作側も殆ど「ヤケ」になっているのか、"Queen of the Night"を"King"と誤記するなど、安直の極みである。(曲リストのほかにあらすじが-英語のみ-記されている)
確かに、DVDに示される技術の進歩で映像のないこうした録音は(とりわけ歌劇は)、いま、その存在価値自体が危うくなっている。特に国内版に関しては無残としかいえない状況にある。いずれ、何らかの形でその居場所が決まるだろうが、そこに至る過程で相当に厳しい「再評価」がなされるだろうと思う。でも、歌手にも恵まれたこの録音は、多分この傑作の名盤として残りうると思うのだが。
モーツァルト「魔笛‾まほうのふえ‾」 関連情報
記憶や、脳の働きに関する、養老孟司と古舘伊知郎の、対話集。
「私は、確かに、幽霊を見た」とか、「死後の世界から、戻って来た」というのは、すべて、『ウソの記憶』だと、私は思います。
思い込み、情報拒否、曲解、『バカの壁』にも通ずる、脳の働きは、コンピュータのように、正確ではありません。
この本を読みながら、最初の方は、『養老孟司って、いい加減なことばかり言ってるなあ』と、思いました。『バカの壁』も、そんな感じですが。
しかし、後半は、なるほど! と、頷くことばかりでした。
そもそも、養老孟司がいい加減なのではなくて、脳がいい加減なのです。
あったことをなかったことにする、なかったことを実際にあったことのように記憶する、そんなことは、朝飯前です。
自分が、真実だと記憶していることは、真実である、と思い込んでいる人に、真実を知って欲しいと思います。
記憶がウソをつく! (扶桑社新書) 関連情報
テレビ番組が面白かったから、買って読んでみたけれども、やはりテレビの迫力にはかなわない。
テレビで笑ったところも、文字で読むとあまり面白く無かったりする。
欲を言えば、ビデオで第四学区は発売して欲しかった。
第4学区 関連情報
枕詞の会話テクニックは面白かった。
同じことを言うにも、どうしたら効果的に言えるかとか、
人より面白いことを言うにはどうしたらいいかなどは、
古舘さんの長年の芸能経験から、編み出されたもので面白くて為になる。
喋らなければ負けだよ 関連情報