皇名月 商品

皇名月 中国帝王図 (講談社文庫)

 『中國帝王図』という題名に魅力を覚えて購入いたしました。皇帝のみならず周代までの王公や項羽、李自成など覇王、僭帝をも収録した面白い作品になっております。しかしながら、肝心の図版が風格に欠ける現代コミック・タッチの様式で描かれているので、やや軽く見流してしまいがちな点が残念でなりません。技術的にはさほど見劣りする手腕の画家ではないため、今後さらに新たな「百帝図」にトライして貰いたいものと存じます。 中国帝王図 (講談社文庫) 関連情報

皇名月 お江戸ふしぎ噺 あやし (怪COMIC)

まず一目で、画がそれ自体で何かを物語っていることがわかります。

群像における人々の「眼」の描き分けが素晴らしいと思います。

さてストーリーの展開は、表題の「あやし」の現れが中心です。

作者は、謎を潜ませます。そして、探偵のような人物がそれを解明するのではありません。あやしの核心が徐々にあらわになってくるのです。一話にひとつ。短編創作のわざ、の粹ですね。

さて、ここには「梅の雨降る」、「時雨鬼」、「灰神楽」、「女の首」、「蜆塚」の五編が収められています。

蜆塚が好きです。うつつの中にあるあやしを人が知る。そういうことがあるものさ、とわれらは承知して日々を過ごします。 お江戸ふしぎ噺 あやし (怪COMIC) 関連情報

皇名月 双界儀 (ASUKAノベルス)

むしろ、プレイしたけど挫折した方、
あるいは興味を抱いている人向けの小説でもあります。
ストーリーを知るだけなら、ゲーム自体は、動画を見返すくらいでいいでしょう。

感想についてをひとつ挙げますと。
那美毘売の、齢を重ねても残るもの。ヒトとしての幼さ。
それが世界を狂わせることとになるとは・・・

掘り下げられた人物像を横糸に、
暗くも艶やかに、
双界儀の世界はみごとに織り上げられています。 双界儀 (ASUKAノベルス) 関連情報

皇名月 皇なつき作品集「画趣」

古いものから新しいものまで、カラーのもの、白黒の(筆描きのような)もの、皇さんの作品の総まとめといった感じでまさに欲しかった感じだったのでとても満足しています。
ただ漫画や他、皇さん作品を殆ど持っているという方には少し物足りないかもしれないです。(書下ろしは少ないと思います) 皇なつき作品集「画趣」 関連情報

皇名月 運命 二人の皇帝 痛快世界の冒険文学 (18)

もともと中国物の物語は描写がざっくりとしていることが多い。
田中氏が好んで書く中国物もそれを踏襲しているようだ。
これは翻案であり氏のオリジナル作品ではないが、
やはりそのスタイルで描かれている。
最近くどい描写が目立つ栗本薫あたりが書いたら、
5冊でも足りないのではないか(笑)

あまりのめり込んで読む類の話ではない。
どちらかというと歴史の流れを上から俯瞰している感じ。
だからといってつまらないわけではなく、
ひたすら読みやすく書くことに徹している作品。 運命 二人の皇帝 痛快世界の冒険文学 (18) 関連情報




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