永遠と一日 商品

永遠と一日 永遠と一日 Blu-ray

まずはBD化、ありがとう紀伊國屋さん。だけど、このタイミング(アンゲロプロス逝去直後)でのリリース発表というのが、ちょっと心配です。と言うのも、(言い方はよくないですが)この機に乗じてのリリースならば、BDとしての完成度に不安が残るからです。しかし、紀伊國屋さんの、これまでの製品作り(画質、ブックレット、タイトルラインナップ等)には、概ね満足(価格以外)しているので、星五つ献上します。他作も含めて、巨匠が残してくれた大切な宝物の誠実な商品化を期待しています。 永遠と一日 Blu-ray 関連情報

永遠と一日 Eternity And A Day (1998 Film)

フェリーニ=ニーノ・ロータとはずいぶん趣が異なるが、テオ・アンゲロプロスの映画にはエレニ・カラインドルーの音楽が不可欠である。いまやそれは映画の重要な一部になっているといっても過言ではない。アンゲロプロス映画の音楽をカラインドルーが担当したのは「蜂の旅人」からだと思う。1982年にある映画祭でカラインドルーの音楽に接した監督は、その場に出席していた作曲家に即座に仕事を依頼したという。その後「シテール島の船出」「霧の中の風景」を経て、「こうのとりたちずさんで」「ユリシーズの瞳」と次第に両者のコラボレーションの密度は深まり、「映像と音楽の稀有の一体化」を実現してきた。そして、その頂点をなすのが、この「永遠と一日」である。映画を見た人なら、音楽がいかに主人公(ブルーノ・ガンツ)の心の微妙な襞々に寄り添っていたかが理解できるだろう。このCDを聴くたびに、私はアルマーニのコートに身をやつした、人生最後の一日を過ごす男の姿がまざまざと浮かんでくる。その一方で、この音楽の完成度はどうだ。ギリシャの民族音楽の研究家でもあるカラインドルーは、郷愁あふれるローカリティのなかに地域や時代を超えた普遍性を獲得している。現代ギリシャの生んだ優れた現代音楽としても高い評価が可能であろう。実際、これは単なるサントラ盤ではなく(そしてカラインドルーの全作品が)、アルヴォ・ペルトやクルタグなどの作品で知られるECM New Seriesからリリースされている。アンゲロプロスの最新作「エレニの旅(Weeping Meadow Trilogy Ⅰ)」の音楽も、もちろんカラインドルー。本作以上に、映画における音楽の役割が増大していたのが、とりわけ印象的であった。 Eternity And A Day (1998 Film) 関連情報

永遠と一日 永遠と一日

懊悩する人間を鮮やかな筆致で描いた作品である。緻密に練り上げた文体はすばらしい。一気に読める。ただ、ファンタジーだと思って読んでいたら、どんどん暗く深く落ち込んで、やりきれない気持ちになる。瀬川夫人の人生ってつらすぎる。あまりに悲しすぎ。あんなつらい仮面をかぶったみたいな人生なら、もう逝ってよし、だ。最後の結末で唯一救われる感じ。現実離れしているがそれがこの小説の醍醐味である。 永遠と一日 関連情報

永遠と一日 永遠と一日

フェリーニ=ニーノ・ロータとはずいぶん趣が異なるが、テオ・アンゲロプロスの映画にはエレニ・カラインドルーの音楽が不可欠である。いまやそれは映画の重要な一部になっているといっても過言ではない。アンゲロプロス映画の音楽をカラインドルーが担当したのは「蜂の旅人」からだと思う。1982年にある映画祭でカラインドルーの音楽に接した監督は、その場に出席していた作曲家に即座に仕事を依頼したという。その後「シテール島の船出」「霧の中の風景」を経て、「こうのとりたちずさんで」「ユリシーズの瞳」と次第に両者のコラボレーションの密度は深まり、「映像と音楽の稀有の一体化」を実現してきた。そして、その頂点をなすのが、この「永遠と一日」である。映画を見た人なら、音楽がいかに主人公(ブルーノ・ガンツ)の心の微妙な襞々に寄り添っていたかが理解できるだろう。このCDを聴くたびに、私はアルマーニのコートに身をやつした、人生最後の一日を過ごす男の姿がまざまざと浮かんでくる。その一方で、この音楽の完成度はどうだ。ギリシャの民族音楽の研究家でもあるカラインドルーは、郷愁あふれるローカリティのなかに地域や時代を超えた普遍性を獲得している。現代ギリシャの生んだ優れた現代音楽としても高い評価が可能であろう。実際、これは単なるサントラ盤ではなく(そしてカラインドルーの全作品が)、アルヴォ・ペルトやクルタグなどの作品で知られるECM New Seriesからリリースされている。アンゲロプロスの最新作「Weeping Meadow」(Trilogy Ⅰ)の音楽も、もちろんカラインドルー。すでにCDが発売されているが、これも素晴らしい出来映えである。ギリシャではポップチャートの上位にランクインしたとか。映画の公開を待ちわびるや切である。 永遠と一日 関連情報

永遠と一日 永遠と一日【字幕版】 [VHS]

同監督の映画「エレニの旅」を観た後、それよりも評判のよい「永遠と一日」をどうしても観たくなり購入しました。この題目はあるものの長さを表しています。もちろんこの映画の内容も表しています。主人公ががんに侵されているところから映画は始まります。ある少年と交流もあります。観た後、静まり返った気持から、何か生きている感慨のようなものがふつふつと湧き上がってきます。古びて疲れた心、魂があらたに力を得るようです。 永遠と一日【字幕版】 [VHS] 関連情報




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