ブルーノート4000番台の他のオルガン・アルバム同様のコテコテ・グルーヴを期待すると多少肩すかしをくらうことになる、マクダフの1970年吹き込みの異色作です。その理由はメンバーにあり、極めつけはバイブのマイク・マエニエリとチューバのレイ・ドレイパーの参加です。特にドレイパーは全6曲中4曲のオリジナルを提供(残り3曲はマクダフのオリジナル)しており、自身を含むブラス・アレンジを重視した映画音楽風の作りになっています。録音も何故か名手ルディ・バン・ゲルダーではなく、冒頭曲のパーカションとオルガンのコラージュなどに前衛的な感触を採り入れています。そのほかのメンバーはギターがジョー・ベック、ベースには(たぶん後にキング・クリムゾンに参加する人と同じ人だと思いますが)トニー・レヴィン、ブラスセクションにランディ・ブレッカーや、何とオル・ダラ!の名前が見られるところも異色作たる所以です。ただしマクダフのオルガンは相変わらずギンギンに鳴っております。蛇足ですがオリジナルLPはつや消しのざら紙風ジャケットでした。 フー・ノウズ・ホワット・トゥモロウズ・ゴナ・ブリング 関連情報
Paul Draper
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