水曜どうでしょうDVD全集 第21弾『リヤカーで喜界島一周/釣りバカ対決!わかさぎ釣り2/水曜どうでしょう祭UNITE2013』
原付西、東日本や、ヨーロッパシリーズに比べるといまいち。
まぁ、そこそこおもしろい。
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かもめの日
長い小説ではないが、重厚でしっかりとした文学をなしている。
確かに、どこかの文芸誌の批評であったように、人物描写の区別がつきにくい面も、
言われてみれば、そのような感じも受ける。
ただ、時間と空間と人物のそれぞれの視点が、ダイナミックに動き、
立体的な構造の中で散逸している話が、しだいに結びついていく展開は、
隙がなく、ぐっと読ませる力につながっていて素晴らしい。
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万感
2013年5月ニューヨーク録音。
ヒカシューのライブを観ていると、この人たちは何でもありなんだな、という不思議な全能感が伝わってきます。このアルバムもそうです。
前作「うらごえ」が、単なる裏声ではなく、「思いがけず裏返った声」だったのと同じように、本作の題名「万感」も、いわゆる感無量の同義語ではなく、「いろんな感じ」を意味しているのではないか。そんな穿った考えをしたくなるくらい、何でもありです。
全11曲のうち、即興は3曲、残りは楽曲ですが、とにかく多彩です。
前作の緊迫感をそのまま引き継ぐような「目と目のネット」に始まり、古典芸能を思わせるゆったりとした節回しが印象的な「なのかどうか」、やけにお洒落な曲にのせてニワトリの生活が歌われる「にわとりとんだ」、赤塚不二夫+ブラックサバスという舞台で演じられる芝居のような「もし もしが」、NY録音とは思えないほどドメスティックなムード歌謡「惨めなパペット」……
対照的なスタイルが同居しており、折衷的で、全くさまざまな要素が詰め込まれているのですが、それでいて本作が、ただの雑多な寄せ集めかと言われればそうでもなく、不思議とまとまりのある作品だったりします。
演奏自体も見事なもので、前作では、スタジオ録音でありながらメンバーそれぞれの表現が有機的に絡み合い、渾然一体となるさまが生々しく捉えられているのが印象的でしたが、そうした局面は本作でも随所に見られます。
たとえば「ニョキニョキ生えてきた」は、詩をつけて歌うこと自体が信じられないほどリズムが目まぐるしく変化する曲ですが、中間部で展開される長尺のジャムセッションはまさしく圧倒的で、このバンドの高い演奏力が存分に現れています。
それにしても、ヒカシューとはとらえどころのない存在です。絶えず変わり続けているので、人によってヒカシューに対する印象が大きく異なるのも、ある意味やむをえないことかもしれません。
群盲、象を撫でる、という言葉がありますが、見ようによって全然違う姿を捉えてしまうのがヒカシューの面白く、また困ったところでもあります(なんせ、ヒカシューってこれこれこんなバンドと人に分かりやすく説明できない)。そもそも象と違って、さだまった全体像というものがありませんので、余計に大変です。
すこし前のライブで、会場のお客さんにリクエスト曲を募るという試みがありましたが、集まったアンケートの結果は、ものの見事にバラバラだったそうです。これはつまり、世間がヒカシューに期待することが、バラバラであることを示しているわけです。
こうなると、少しでも理想に近づけるには、ヒカシューにひとつでも多くの作品を遺してもらうしかありません。そのためにも、本作はひとりでも多くの人に買われるべきでしょう。
それにふさわしい、紛うことなき傑作です。
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ヒカシュー
巻上公一 ヴォーカル、テルミン、コルネット、尺八、口琴
三田超人 ギター、コーラス
坂出雅海 ベース、コーラス
清水一登 ピアノ、シンセサイザー、バスクラリネット、マリンバ
佐藤正治 ドラムス、コーラス
曲目
1 目と目のネット
2 なのかどうか
3 ナボコフの蝶
4 にわとりとんだ
5 祈りのカラー
6 ニョキニョキ生えてきた
7 人間に帰りたい
8 もし もしが
9 惨めなパペット
10 みえない関係(充電してる)
11 そのつもり
全11曲 時間53:46
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スケートボードA to Z―スケートボード・トリックHOW TO
オーリーや回し技だけでなく、乗り方から初歩的なスケボーを楽しむ技も沢山載っていたのでよかったです。プロのライダーの皆さんのアドバイスも役に立つものが多くて参考になりました。欲を言えばもう少し細かくトリックを解説してもらえればなと…でもこのままでも十分役に立つ代物です!スケボー初心者は是非手に入れて下さい。
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田舎の刑事の趣味とお仕事 (創元推理文庫)
帯によると、「脱力系警察ミステリ」だそうで、まさにそんな感じです。
田舎の暇な警察署という設定なのですが、コンビニ立てこもり事件にしろ、最後の話の
毒の場所にしろ、田舎だからこそ成り立つお話だと思います。
主人公である黒川刑事とその部下たちが、またみんなそれぞれクセのある人物ばかりで、
会話が漫才のようで、笑えます。
…ところどころすべってる箇所もありますが(^^;)
そして何より、黒川刑事の奥さん!
序盤から登場するのですが、後半へ進むにつれて、そのキャラクターののアクの強さが
ヒートアップしてきて、もうラストあたりはだんだん黒川刑事がかわいそうに思えて
きてしまいました。
肩の力を抜いて読める、お気楽ミステリです!
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