「最悪」の核施設 六ヶ所再処理工場 (集英社新書)

明石さんが書いた部分を除いても、十分読むだけの価値はありました。大手メディアは、もうマンネリに陥ったのか、福島原発のことや廃炉処理が未知の技術分野であること、核廃棄物の最終処分場が未解決のままの原発維持が狭い日本では大問題であることなどは、もうあまり扱われなくなりましたが、六ヶ所村の再処理工場の問題は、原発そのものではないためか、大部分の日本国民はその詳細な事実を知りません。イギリスのウィンズケール再処理工場から周辺の海に放出されるセシウムやプルトニウム、ルテニウム、トリチウムなどの事実データの解説や、日本原燃ではほとんどの放射性物質をそのまま外気中や海に放出するという事実は、本書で初めて詳細に知った。特にクリプトン85という物質は、そのまま大気中に放出するとクリプトンは他の原子とも化合せず、地面に沈着もせず、生体濃縮も起こさないで、全地球に拡散してゆき世界規模の問題（癌の原因）になるという。再処理のために使用済み燃料棒を覆っている特殊合金の被膜を壊し、焼き固まっているペレットを砕いてウランを取り出す過程で、ものすごい放射能が工場内部に広がるが、確かに再処理工場とは原発が1年で放出する放射性物質を1日で出すというのがよく理解できる。
地形学の渡辺教授が書いた第三章は、特に重要な情報で満たされている。我々は、地震が多い日本国というのは理解しているが、活断層の近くに建設されている原発、という切り口はあまり理解していない。そして国の安全審査委員会では、堂々と安全の値切りが行われており、活断層でないと固執するか、長さを短く値切ることが行われて、多くの原発が地震国に作られてしまったのだ。学会で評価されている渡辺教授たちが出したレポートは、学会では正しいものと受け入れられ、国の安全審査委員会では無視されてきたという歴史も知ることができる。700円ほどでこのような情報をじっくりと勉強できるので、十分価値があるといえる本だ。 「最悪」の核施設 六ヶ所再処理工場 (集英社新書) 関連情報

原発を再稼働させてはいけない４つの理由 (合同ブックレット―eシフトエネルギーシリーズ)

　電力が不足するので、原発を再稼働させてもいいかな、という気持ちもないわけじゃなかった。でも、関西電力大飯原発の再稼働に向けた動きを見ていると、あまりにデタラメなので、こんなことなら、電気がどれほど不足しても、原発再稼働は許されないと思った。人の命と経済のどっちが大切かって。短期的な話じゃなく、この国の将来として。
　とはいえ、デタラメさをきちんと言葉にするのは難しい。その点、このブックレットは明確に答えてくれる。しかも、原発が再稼働しなくても電気は不足しないらしい。いいことだと思う。
　ここまで明確に再稼働不可ということが論じられているのに、どうして再稼働するのだろうか。もっとたくさんの人に読んでほしい。というか、手元に置いて欲しいと思う。 原発を再稼働させてはいけない４つの理由 (合同ブックレット―eシフトエネルギーシリーズ) 関連情報

原発再稼動の深い闇 (宝島社新書)

マスコミには現れてこない原発に関する実態がよくわかる。特に原発が立地されている地域の人たちに読んでほしい。 原発再稼動の深い闇 (宝島社新書) 関連情報

【原発デモなどに!】原発反対Tシャツ 大飯原発 Tシャツ ティーシャツ 原発反対デモ NO NUKES

せっかく良いデザインで安価なのに惜しいです。
Lサイズを注文して、届いた商品を着てみたところ、どう考えてもMサイズ…
メタボ体型でこれはとても着られません。
襟首が広がっているのも気になりました。
標準体型もしくはスリムな成人男性がLサイズでちょうどだと思います。 【原発デモなどに!】原発反対Tシャツ 大飯原発 Tシャツ ティーシャツ 原発反対デモ NO NUKES 関連情報

全国原発危険地帯マップ

全国、どこの原発を見ても安全な箇所はない。泊も柏崎も高浜も早
く停止すべきであろう。

第２章の、ストレステストの欺瞞や化学工場と原発の安全対策のあ
まりにも違う原発の杜撰さ、しかも、巻頭の福島原発の放射能の広
がり、泊や敦賀、玄海原発の風向きのイラストを見ていると、とて
も原発容認などと悠長なことを語る輩は、信用できない。

しかし、運転停止後、核燃料棒をどう廃棄処理するのか、重大な課
題こそ早急に結論を出してほしい。 全国原発危険地帯マップ 関連情報

原発を動かすには覚悟が必要。いったん暴走するとコントロールが出来ない本当に恐ろしいことです。それでも電気の為なら、故郷がなくなっ ...