北崎拓 商品

北崎拓 ますらお 秘本義経記 大姫哀想歌 (ヤングキングコミックス)

個人的にこの作品に出会ったのは中学に入りかけの頃。当時連載されていたサンデーを読んでいたこともあるが、その頃は源義経の生涯はほとんど知らないながらストーリーの面白さに惹かれ毎週楽しみに読んでいた。また、当時は歴史にも疎かったこともありこの作品で描かれる物語こそがまさしく正史なのだろうと考えていたのを覚えている。とは言え義経が最後に兄頼朝の手にかかり非業の死を遂げる事は知っていたので何でこんな途中で連載終了するのだろうと当時は疑問に感じたものだった(その理由が打ち切りだった事を知ったのは大分経ってからの事だった。)。その後はそれっきりだったが先々月たまたまコンビニで廉価版コミックを見つけ購入した際ついに今年続編が開始されたことを知りそれに備えて廉価版コミックで読破した。まあ連載当時に読んでいた時に比べその後小説やドラマで義経の生涯をおおよそ把握した今となってはかなりの脚色も有る作品だったのだなとも感じますが、当初愛情に飢えるがあまり極度の人間不信に陥っていた主人公遮那王(義経)が静や弁慶といった自分の事を理解してくれる人達との交流の中で人間として武将として強くたくましく成長していく姿はとても読み応えがありやっぱり素晴らしい作品だったんだなと改めて感じ今回のコミックス化も楽しみにしていた。本作は頼朝の娘大姫と義仲の息子義高の悲恋がメインで義経は脇役的な位置付けですが、彼が頼朝と義仲の対立が決定的になった際何とか義高を救おうと京の戦いで奔走する姿には魅せられました。また同時に源頼朝という人が武家社会の創設者であるという立場の反面自分の地位を確立するために多くの身内を手にかけなければならなかったという凄まじい生涯を送った人物なのだということを改めて実感しました。当初一ノ谷の戦い以降の内容も含まれるのだろうと思っていただけにそれが無かったのは残念ですが、開始は未定のようですが近い時期に連載がまた始まるようなので楽しみに待とうと思います。この作品上で義経やその仲間達の末路を見るのは少し抵抗がありますがそれでもやはり最後まで見届けたいので次の開始が本当に待ち遠しいです。 ますらお 秘本義経記 大姫哀想歌 (ヤングキングコミックス) 関連情報

北崎拓 天そぞろ 1 (ビッグコミックス)

なんでこの漫画、こんなにイイのにレビューがないのだろう?絵師×時代モノ×恋話という一見ハズレっぽい組み合わせが原因でしょうか?(正直私も買う前はハズレだと思ってたけど)はっきり言えます。これは、めっちゃ面白いです!!以下ネタバレ含む。いわゆるタイムスリップもの。現代に生きる女・楓は取材の最中、未完成のような桜田門外の変の浮世絵を見て、突然、桜田門外の変が起きるその頃に飛ばされてしまうことに。楓は元の時代に戻るために、その浮世絵を完成させるべく、奔走します。そして武家の名門出身だけど侍ではなく絵師になる道を選んだ源吾と出会います。ところが。お武家様の、しかも大老暗殺の浮世絵なんて御法度破りもいいところ。当然です。すんなり完成できるのか、どんな苦難が待ち受けているのか、注目の進行です。あ、そしてあの新選組副長・土方歳三も、まだ農民状態ですが登場しました。「俺や近藤さんは、でっけぇことをやるんじゃねえのかな!?」未来からきた楓は桜田門外然り、その他のことも的中させたことから既に神がかり的な存在になっており、2巻では、のちの新選組副長から、さっそく上記のようなことを詰め寄られるようです。ぶっちゃけ新選組は組織として悲惨な顛末を辿るわけですから、どう諭すのか期待です。久しぶりに今後の展開が真剣に楽しみな漫画の1つです! 天そぞろ 1 (ビッグコミックス) 関連情報

北崎拓 ますらお 秘本義経記 波弦、屋島 1巻 (コミック(YKコミックス))

…の画を御覧ください。相変わらずイッちゃってます(苦笑)この繊細極まりない天才さん、もはや生きている事自体がヒマ潰し?そんなレベルに達しつつあります。この後の悲劇が容易に想像できる人物像が緻密かつスピーディに描写された傑作です。是非ご一読ください意外といい味…と言うか、個人的に気に入ったのが常識人の梶原景時。とても説得力のあるストーリーテラーの役割を果たしつつあります。単なる悪役ではない、極めて人間的ですね。だからこそ主人公とその兄のアナーキーさが際立ってしまう訳ですが…こっから先、北崎先生ならではの俯瞰力で描いて頂きたい未登場人物がひとり。鎌倉史上最高の実務家:北条義時。九郎義経という存在に体する最大のアンティテーゼ。どんな出現をするのか…勝手に期待しております。何年後になっても(再苦笑) ますらお 秘本義経記 波弦、屋島 1巻 (コミック(YKコミックス)) 関連情報

北崎拓 クピドの悪戯 虹玉 DVD-BOX

主演の3人(北川弘美, 高橋良輔, 秋山莉奈)の体当たりの演技にとても好感が持て毎週かかさず見ていた訳だけど評価としては辛口になる。原作の漫画と異なる設定や展開になる事は、ドラマ化した時点で理解するし許容の範囲だけどあまりにも杜撰過ぎた。麻美が永沢との最後の別れで涙ながらに「私、彼と結婚して彼の子供産みます。」の所は原作を超えているけど、全体通して不倫家庭の描写は不要だったし携帯番号を変えたのにメアドを変えずに永遠と永沢からメールが着ていたり穴だらけ。それに不倫家庭を描いた事で、主題がぶれてしまってもいた。それに音響が単調で安っぽい。演出が悪いのかと思っていたけど、演出が良い回も『音』でダメにしていた。ドラマとしては昼ドラ崩れでボコボコだけど、北川弘美が予想以上に可愛かったしグラドルの秋山莉奈が濡れ場に体当たり演技をしている所とか見所はあったかな。それに怜子の父親こと「棒親父」の棒っぷりは笑えたしwラストは、ドラマの方が感動的。 クピドの悪戯 虹玉 DVD-BOX 関連情報




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