リアルタイムで読んでいたのでとても懐かしい思いで読みました。楠先生のリアルな鬼ととても魅力的なキャラがたまりません! 鬼切丸伝 1 (SPコミックス) 関連情報
鬼切丸を連載当時読んでいて大ファンだったので、正直に作品の連載が始まったのは嬉しかったです。作者の同世代で同時期に活動していた「女性」作家は、女性ならではの衰えが原因で、まったく活動していないか、画風が完全に変わって(筆圧が落ちる、腰が悪くなるといった理由で)いる方がほとんどですが、この作品は、以前の連載時とほとんど同じスタンスでそれに関してはかなり感動しました。ただ、前回の連載時の設定やストーリーをほとんど省みていないので、違和感があり、それがかなり残念です。特に「鬼切丸は人間になりたいから鬼を全滅させようとしているが、人間から鬼が誕生するため、彼が人間になれる日は永遠に来ない」、という哀れな設定が作品の肝だった筈なんですが… 鬼切丸伝 2 (SPコミックス) 関連情報
コマソン〈黄金時代〉~懐しのTV-CM大全集(1962~1973)
懐かしいだけでなく新鮮な響きも満載の62-73年の全70曲コマーシャルソング集。洒脱だなと感じたのは、やはりサントリーの「小さな瞳」やトヨタの「わたしのカローラ」などの浜口庫之助作品。実にモダンな雰囲気で、今聴いてもオシャレ。また小林亜星もブリジストンの「どこまでもいこう」やレナウンの「ワンサカ娘」など幅広く良い曲を書いている。改めて、素晴しい作曲家だということを思い知らされた。その中でも、個人的なベストトラックは三橋美智也の歌う「おやつはカール」。実はフルコーラスはこれで初めて聴いたのだが、とても味のある良い歌だなと思った。その他も歌ではないものから、すごくダサいものまで、とにかく時代を写し取った曲の数々。何度も一人で聴くのは、ちょっとつらいが、みんなで聴いたりするのには、とても楽しいし、懐かしい気持ちが存分に味わえる好盤になっている。 コマソン〈黄金時代〉~懐しのTV-CM大全集(1962~1973) 関連情報
友人が進めてくれた本です。自身も不育症の。初めて私にそのことを話してくれたその友人は、話をしているうちにだんだん苦しくなってまうほどでした。それほどの苦しみを感じるこの病について、世間ではまだまだ知られていません。不妊症ですら、社会的には「子ども産むのがフツウ」であるかのような風潮で、周りの不理解に苦しむ人たちがたくさんいます。まして、おなかに宿した命を産みだせなかったことはどれほど重いことか。男性であり、子どもを無事に抱きとめている自分にどこまで理解できているのか、と問われたら、何もいえないことではありますが…一人でも多く、苦しむ人たちに寄り添える人が増えることを願って、この本をお勧めします。 不育症戦記―生きた赤ちゃん抱けるまで (創美社コミックス) 関連情報