ゴールデン歌謡・第1集 さすらいのギター

　渚ようこお姉様の美声に癒されたく購入,シロップでおなじみ松石ゲル様のバックアップ。違和感なんかあるわけないタッグで昭和のカルト歌謡のカバーをズビズビお歌いになっております、オリジナルも2曲ありますがスキャットだけなのがなんとも残念でありましたが、実はジャケット写真（裏面,中ジャケまで!!）で使われているお部屋は一面,故上村一夫先生のイラストでびっしりなんですよ,同棲時代が入ってるからなんでしょうかね,ずっと目を凝らして眺めてしまいました。各曲ちょっぴり解説付で有り難い。 ゴールデン歌謡・第1集 さすらいのギター 関連情報

悪の華 (上村一夫ビブリオテーク)

わたしはこの作品が発表された1975年にまだこの世に生まれてきてはおりません。ですから、読んだのは今回が初めてです。 上村一夫氏の作品は好きで集めていましたので、「悪の華」という作品がとてつもなく猟奇的で、エロスとタナトス的テーマを得意とする氏の作品の中でも、極北に位置するようなダークサイドかつハードコア・エロティシズムな内容であることは、いろいろな評論本などで知っており、いつか読んでみたいと思っていました。 以前、けいせい出版というところから全３巻で出ていたようですが、プレミア価格で素人には手が出せない価格だったので、今回の復刊は嬉しいかぎりです(ビロード仕様の高級感のある装丁とデザインもGood!)。さて内容は、主人公 黒髪流華道家元 花矢木蘭之助が自身の快楽のために数百人の女性を誘拐し、調教して殺害、そして女陰を切り取ってコレクションするという、もはや正気の沙汰ではない超極悪犯罪者なのですが、なぜか日本の法律では彼を裁くことは出来ない。なぜなら花矢木家は古来より毒草を栽培、伝授する一族として国家の影のフィクサーとして暗躍し、政財界を牛耳ってきたからなのです。蘭之助に調教され性奴隷となりながらも復讐を狙うヒロイン 小百合、彼女の婚約者で失踪した小百合を探すため花矢木家に潜入を成功するも蘭之助により女装趣味の同性愛者に調教されてしまう新聞記者の原、蘭之助に見捨てられ犬同然の扱いをされる正妻 茜、生花教室の先生とは表向きで若い女性を毒牙にかける醜女 菊野ら、強烈なキャラクターたちが織りなす狂乱の地獄絵図。正直、内容は今日の倫理観からしたら、決して許される表現方法ではないかもしれません。読むのにもかなり体力がいります。具合が悪くなるか、精神的に追い詰められる可能性があります。ですが、上村一夫氏の流麗なタッチ、芸術的な構図、原作者 岡崎英生氏の官能ドラマとしての重厚なストーリーなど、このコンビだからこそ成された狂気と滅びの美学をギリギリのラインでバランスよく描いた究極のエロ劇画だといえます。もし他の劇画作家だったら、グロテスクなだけの嫌悪感しか残らない作品になっていたかもしれません。 やれクサイものにはフタ的な規制の多い時代だけど、この作品がこうして普通に入手できるのがフシギ...とにもかくにも復刻に感謝！ 悪の華 (上村一夫ビブリオテーク) 関連情報

由美かおる DVD-BOX

驚きましたね。有難いBOXです。改めて由美かおるの美しさに感動です。 由美かおる DVD-BOX 関連情報

江戸川乱歩妖美劇画館　1巻　（『パノラマ島奇談』『地獄風景』） (ＳＧコミックス)

　江戸川乱歩妖美劇画館　１巻に収蔵された『地獄風景』は、少年キング連載時にリアルタイムにて読んだので実に45年ぶりとなる。（当時、すでに中学生だったのでそんなに怖さも感じなかった）　アニメの[エイトマン]の桑田次郎氏での作画も当時、懐かしく読んでいた思い出が。というのも、エイトマン、小学校低学年時に観ていたから。　え？昔話しなんかするな？　このマンガ、懐かしんで買う年齢層っていうたら、当時リアルタイムにて読んでいた年齢層じゃないのかな。 江戸川乱歩妖美劇画館　1巻　（『パノラマ島奇談』『地獄風景』） (ＳＧコミックス) 関連情報

修羅雪姫 怨み恋歌 [東宝DVDシネマファンクラブ]

前作と切り離して観てみれば、本作は其れなりに見処満載かと思います。魂の抜け殻の様に、襲い来る巡査を次々と斬り倒して行く雪。梶さんの気だるい表情が実に艶っぽい…。何時果てるとも無い逃亡斬激シーン。浜辺をロングで撮え、波打ち際に突き立てられた仕込みに被さるタイトルは前作に勝るとも劣らなく、素晴らしい…。国家転覆を企てる思想家伊丹さんを潜入捜査する雪。お手伝いさんなので、明るい笑顔、伊丹さんのセクハラに《キャッ!》と可愛らしい声を上げる雪。シネスコ画面一杯に広がる卒塔婆の中に佇む雪。美しい…。サイを使う、異様にしぶとい謎の中国人(懐かしいフレーズです。)南原さん…。いくらでも弾が出る赤塚マンガ(ピストルのお巡りさん)方式ショットガン撃ちまくりの山本さん…。《(丑三つの村)のトビー門口さん、ガンエフェクト担当》眉毛が無く、ベートーヴェンの様な髪形で只、居るだけでコワイ岸田さん…。明治の貧民街に蠢くしたたかな住民達。其処で医者を営む、何時ものハイパーワイルドな原田さん…。こんなにアクが強く、胡散臭い人達と雪は絡んで行く訳です。前記した、梶さんにしては珍しいシーンも有りますし、梶さんの美しさも十分堪能出来ます…。スプラッターアクションも同時期制作されていた、若山先生、子連れ狼に負けず劣らずです…。《共に、小池一雄さん原作ですしね。》只、話のスケールは前作より大きいのですが、予算の少なさは如何ともし難く、加え、東映の《さそりシリーズ》に近い物を感じ2本のみになったのでしょうか…。しかし、1本のアクション映画として観れば、これだけ個性的で上手い俳優さん達がぶつかり合う映画は、そうそう無いとは思います…。*おまけ。原作作画の上村一夫先生画、ポストカード4枚が付いてます。ブックレット並の大判で、実に美しく格好良いですよ! 修羅雪姫 怨み恋歌 [東宝DVDシネマファンクラブ] 関連情報

予告篇：「津軽じょんがら節」 キネ旬ベストテン（1973年）1位 監督：斎藤耕一 脚本：中島丈博 斎藤耕一 出演者： 江波杏子 織田あきら...