この巻はお休みの回ですね。「宇宙士官学校」を読みだして、「でたまか」等を読みましたが、やはりこの「宇宙士官学校」が一番ですね。なんと言っても、設定が面白く、しっかりしていると感じる。小出しにしてきて、想像する隙間をくれるので、いろいろ考える。「オーバーロード」と地球人類とどう違うのか?「ケイローン」とは、国力・科学力の違い。主人公持ち上げはちょっと大げさですが。この「宇宙士官学校」はとても勉強になる。面白く読みながら、組織論(人間関係)が少しずつ学べる。次巻がとても楽しみです。この巻は、8巻での地球軍独立艦隊が大活躍する舞台設定の説明だけだったのだから。途上種族が中堅種族が使っている装備(世代遅れ品)に触れ、その利便性の説明させる回。そして、ピンチへ・・・。結局、話自体は王道ですが、心理的状況の説明を詳しくしてくれるのが本当にすごいと思う。難しい話はタムイが話す役割だしね。2015年3月27日この先はネタバレ含んじゃいますね。この「宇宙士官学校」は英雄譚ではなく、現時点では、チュートリアルを読んでいる様な気がする。地位・階級に対する権利と義務や、その階級での考えることを物語の中に盛り沢山に入れてある。会話形式で、設定や説明を違和感なく読ませる。洗練されすぎではないか?チラリと現れ去って行ったアイロスのあの方は・・・、当然、心得的にの方なのですよね?両性具有体だけれど、性別は「選択された」と考えてもいいんですよね?「もう一つの母星」・・・判り易い伏線を置いて、ニアミスニアミスさせて読者を焦らせる作戦なのでしょうか?これで「天使」は射程圏内ですね。話の展開はどうなるのでしょうね?まぁ「子供=未来」設定が既に出ていますけれどね。メスライオン2頭は何処に行くのか?オルガさんは何処に行ってしまったのでしょうか?いや、いるのでしょうが、存在感が一つもなかったかと。完全にリーさんと入れ替わってしまいましたね。で、ライラさんと話すシーンが多かったような。地球での話は、「皆が皆、熱狂している訳ではないぞ、勘違いするなよ」的なメッセージなんですかね?仕事していたら、「あるある」的な内容だから、悲しくなりますけれどね。ステージは変われど、根本は変わらずってところですね。治安維持軍からエリート集団の宇宙軍に転属なって、艦長になったのと、リフトアップから15年しか経っていないバーバリアンが、マイナーレベル2上の種族を飛び越え、トップに躍り出たのだから。(良い子ちゃんの)士官学校仲間的幕僚たちから、(頭の固い)途上種族艦隊の軍幕僚へチェンジですね。次巻からまさに「神話」への階段を登り始めるってことですね。2015年5月3日意識空間が使えなくなった今、5巻に出ていたアロイス用チップシートってのが鍵になるのでしょうか?戦場で保持しているのは地球軍のみなので、他艦隊に連絡将校を送るのでしょうか?しかし、一つの未来形としての巨大脳は面白いですね。そして、コンピューターは判断材料の提供のみ。人間の判断力は何処まで速くなるのか?普通の人であれば30代で退役ですかね。人間としてのスペックはそのままで、科学技術や、人間性の成長がメインで、今のところ、遺伝子操作はアロイスぐらいですね。ケイローンのシュリシュクが天使の輪なのかも羽を持った人類は現れるのか? 宇宙軍士官学校─前哨─ 7 (ハヤカワ文庫JA) 関連情報
柴山一幸さんの最新4thアルバム『君とオンガク』は痛快極まりないポップスのロマンに満ち溢れた傑作だ!確かに1st『Everything』も2nd『涙色スケルトン』も良質なポップアルバムではあったが、どこか内向的というか、胸の内で炎をメラメラ燃やしていてもそれほど外には出してないという感じだったのが、前作『I'll be there』でそんな炎を一気に大放出、僕は嬉しい大火傷を負った。鉄は熱いうちに打て、柴山さんはすぐに今作の制作に取り掛かっていたという印象で、前作の勢いはそのままどころか更に増長して、CDが今にもはち切れそうなテンションである。柴山さんはとにかく歌い、シャウトする。レコーディングされた歌というのは大抵キレイにまとまるものだろうけど、それを許さない。いわゆるソウルフルとは違う類の魂の熱唱でストレートにズドーンと心に飛び込んでくる(小坂忠「機関車」のカヴァーでは感極まって泣きながら歌っているそうだ)。そんな生々しい歌を支える演奏陣は前作と同じメンバーで、創意工夫に満ちた素晴らしいプレイの数々とすこぶる心地良いハーモニーを聴かせてくれる。みな凄腕揃いであるが、いわゆるスタジオミュージシャン的なお行儀の良い感じでなく、完全にバンドであり、アンサンブルが躍動している。青木孝明さんのギタープレイは笑っちゃうくらいのギター小僧ぶり(青木さんのソロ作品でもこんなに弾きまくっていないのでは?)、若山隆行さん&宮川剛さんリズム隊は自由自在にウネりひたすらグルーヴィー、炭竃智弘さんの多彩なキーボードプレイと見事なサウンドメイキング。また、今作ではホーンセクションを大々的にフィーチャーし、分厚く華やかで、ますます煌めいている。そして、これは毎度のことではあるが、曲がもう抜群に良い。いつも心にビートルズな柴山さんなので、どの曲もしっかり凝っているが、決してマニアックで終わらず、思わず一緒に口ずさみたくなるような親しみやすさと瑞々しさがある。アルバム全体としては、これまで以上にバラエティに富んでおり、ハードにファンキーにロマンチックにと最後まで飽きさせない。特に冒頭3曲の眩いくらいのキラキラしたポップチューン畳みかけが超強力で、ツカミはOKどころの騒ぎじゃない、思わず本を捨て外に走り出したくなる。柴山さんは決して分かりやすくポジティヴなことを歌っているわけではないのに、無性にエネルギーが漲ってくるのは何故だろう?いい大人なのに常日頃レコードや音楽のことばかり考えている自分にとって、「We are Music-Star」での、ただひたすらにオンガクに依存すればいい、というメッセージに胸のつっかえが取れた。君とオンガク、僕とオンガク。なんと!最果てのポップフリークを唸らせるGO→STレーベルからの作品です。 君とオンガク 関連情報
ぽつぽつと名曲が収録されてるコンピです。アナログフィッシュと東京60WATTSは後にメジャーデビューします。2. 夕暮れ(アナログフィッシュ)はこのテイクが一番良いと思います。1. おいしい音楽(岩見十夢)4. 紫のけむり(Peck)7. 四月(千代田夏夫)13. デッド・ライン(西里一茶雄)は少し寂しい雰囲気且つ個性的で味わい深い4曲。5. 似たものどうし(チョコレートパフェ)8. GO WEST(シュガーフィールズ)9. 三度の飯より(マーガレットズロース)はカフェオレーベルの代表的なバンドの3曲。「ロック」の定義を正しく捉えている人達でもあります。シュガーフィールズのプロデュースする音は本当に音が良いです。上手に言えないけれど、その場の空気感みたいなものまで届けてくれるイメージ。ミュージシャンでもあるけれど、マスタリングエンジニアとして好きになった人は後にも先にもシュガーフィールズだけです。「ロックは文学のひとつであり、知的な雰囲気にカッコ良さを見出せる」人なら気に入るバンドが必ず見つかると思います。 文芸ミュージシャンの勃興~詩人たちの歌 vol.1~ 関連情報
1巻同様にほのぼのと良いお話が詰まっています。お値段もリーズナブルなので1巻と合わせて買いました。きのこの帽子のお話は特に大好きです。あと・・・最後のお話も好きですね。兎に角可愛くてほのぼのでとても良いです。 モリゾーとキッコロ vol.2 [DVD] 関連情報
これにレビューもないだろう。 マニアだもんで。・・・・・・・・ 宇宙軍士官学校─前哨─ 8 (ハヤカワ文庫JA) 関連情報