「批評の世界は腐っている」となんだか、めちゃくちゃ力んでます>著者
批評なんて暇つぶしに読む程度のもんでしょ?
青臭すぎ。
でも、まあ、そこがいいとも言える本ですね。
批評のジェノサイズ―サブカルチャー最終審判 関連情報
イタリアの南部の田舎から北部の都市ミラノへ上京してきた家族の若い男たちに降りかかる運命のいたずらを名匠がぐいぐいと描きに描きつくす人生映画の傑作です。
美しい売春婦役アニー・ジラルド。そして彼女に魅了された次兄役レナート・サルバドーリと3男役のアラン・ドロンの因縁の恋と宿命の対決が見る者をくぎ付けにします。
己を振った女と弟が熱愛していると知ったサルバドーリが、ドロンの目の前でジラルドを強姦するシーン(脱がせたパンテイーを振りかざす!)や、大嫌いなはずのサルバドーリの強引な求愛に思いとはうらはらに身体が応じてしまう場面。
それとは対照的に、うぶなドロンの純情にほだされて堅気に戻ったジラルドが、生まれて初めての恋に身を焼かれ、2人でミラノの市電に乗る「映画史上もっとも美しい」数秒間。
ドロンから兄のために身を引くと告げられたジラルドが、絶望に駆られて走り去るドウモの屋根の大俯瞰。そして「死にたくない」と叫びながら川のほとりで死んでいくジラルドの哀れな姿……。
こうやって書き出していくだけで、それらの名場面が瞼の奥で次々に甦ってくるようです。後年の重厚長大なヴィスコンティやドロンから喪われた、映画の青春時代の匂い立つような若々しさがこの1960年製造のモノクロフィルムには流れているようです。
若者のすべて [DVD] 関連情報
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傷がついたら少し安っぽくなったまぁいいね!!!!!!!!!! iphone6 / 6 plus 手帳 型 ケース / カバー アイフォン 財布 【AZEAL】 パープル iphone6 plus 関連情報
印象的な青空と花畑とドクロのジャケットが、何だかap bankとbank bandの本質を示しているようで、少し微笑ましかった。
さて中身は。
ap bank fes '10に向けた櫻井和寿と小林武史との対談で、「09で矢沢永吉が出演した時点で、やりたいことをやりきった感があった」のと同時に、「自分たちより若い世代へのリスペクトをすべきではないか」という旨の発言があった。
というわけで、その意識はこのアルバムにはっきりと現れた。
このバンドに名前を連ねているのは、それこそ数多の音楽たちを手懐けてきた豪腕たち。そして、管も弦も取り揃えた、何ともゴージャスな編成。
そういうバンドが、自分たちより若い世代の、なおかつ音楽的思春期感あふれるオリジナルアレンジをどう咀嚼し、どう料理するのかが、ものすんごく楽しみだったし、個人的にはスリル満点の発売1週間前だった。
でも結局は…
やっぱこの音楽集団はすごい。ゴーイングの「ハートビート」は何となく想像できたけど、ラッドの「有心論」は想像以上の疾走感。そして何よりフジファブリックの「若者のすべて」を、櫻井さんの声でこのタイミングで聴けるというのは、本当に感慨深い。聴いてるかな、志村さん。
bank bandも実に何年目だ?もう6年?7年になるの?今回のアルバムは、ある意味で自分たちが今まで積み上げてきたバンドの表層的イメージを強引に塗り替えるようなコンセプトとラインナップで作られている。
でも、ひとたび音源を耳にすると、どの年代であれ、どんな思想であれ、ロックであれ、ポップであれ、フォークであれ、「所詮はすべて音楽なんだ」ということをこともなげに示唆するような、懐の深い音が連続する。
そこにアクセントとして鳴る「緑の街」は実に感動的だ。そして最後に、「結局やりたかったのはこういう音楽なんだ」とでも言っているような「奏逢〜bank bandのテーマ〜」が、強烈かつ美しいフィナーレとして居座る。完璧。
こういう音楽の楽しみ方を知っている人たちが、一つの目的に向かって音を鳴らすなんてCD、なかなか無いですよね。
沿志奏逢 3 関連情報
著者がインタビューで語った「もうこんな時代は来ない」に惹かれて購入した。その通りだと思う。当時の週刊プレイボーイは18禁ではない表現で女の子のグラビアから、岡本太郎の人生相談やアパルトヘイトまで網羅し「男子の知りたい気持ち」の満足を目指したメディアだった。読者の興味を先取りするために集まった”腕利きの冴えてる連中”が取材費と時間と体力を湯水のように使って作るんだから、そりゃ面白かった。多分中国や韓国には生まれないメディアだったよね。しかし1995年頃をピークとして雑誌の発行部数は半減し、同業者叩きや民族主義扇動など現在大方の週刊誌の内容には目を覆うばかりだ。週刊プレイボーイが日本文化に果たした功績について中々言葉にはできないが民俗学的にもこんな仕事場があった事を書き残してくれてありがたいと思う。集英社でなく、講談社が出版したことにも説得力を感じる。 若者のすべて 1980~86「週刊プレイボーイ」風雲録 関連情報