神の肉体 清水宏保

清水宏保もスケートもほとんど知らないけどタイトルにひかれてなんとなく読んだら内容面白すぎてびっくりの１冊。山本キッドがオリンピッククラスの人間の運動能力は普通じゃないといってたけど清水の体も鍛えまくっててすごいことになってます。トレーニングで筋肉の再生と破壊を繰り返し常人では知覚できない深腹筋を目覚めさせたり超回復の能力が進んでるので治癒能力も高い。身体の筋金繊維の１本１本まで感じれるらしいです。オフシーズンでのトレーニングの考えも面白いです。何年も同じメニューや調子のよかったときの練習法を繰り返すと筋肉がなれてしまってだめだと毎年違うことをやるということでしかも前まで積み上げたスケートの感覚も消してしまうという。そして気絶寸前までトレーニングで追い込み｢火事場のクソ力」を人為的に出せるように鍛えるエピソードとかもすさまじいです・・今まで結構選手(主に格闘技ですが）の本とか読んできたけどその中でも特に面白かったし清水選手がすごかったです。スポーツやる人、見る人必読の１冊。 神の肉体 清水宏保 関連情報

プレッシャーを味方にする心の持ち方 (扶桑社新書)

清水選手はプレッシャーに弱かったらしく、幼少から大人まで選手生活でどうプレッシャーと向き合ってきたか実体験で語っており、種目もレベルも全然違うが同じ個人競技でタイム争いをする者として、とても参考になる。ただ一つ一つのエピソードをもっと詳細に描写してもらえるともっと参考になったな、ということと、筋肉の鍛え方とか子供の育て方、仕事の仕方などプレッシャーとはあまり関係ない内容に発散しているのは少し気になる。選手生活時代の心の持ち方だけにフォーカスしてくれた方が良かった。 プレッシャーを味方にする心の持ち方 (扶桑社新書) 関連情報

金メダリストが考えた 世界一の腰痛メソッド

スポーツ選手に限らず腰痛に悩まされている人は多いですが、腰痛のセルフケアということで、とても細かいテクニックが示されています。ボールを使って手の届かないところを刺激するのは以前から自分でもやっていたのですが、わき腹を伸ばすストレッチは人の手を借りないとなかなか「伸びた〜〜」というところまでもっていけなかったのです。本書のやりかたを試したら、いい感じでストレッチできました。プロのマッサージ師も所詮は他人、体の深いところの感覚は伝えきれないというのも納得できます。また、ストレッチをする際は視線の方向が大切だというところが目ウロコでした。マッケンジー体操が全ての腰痛に効くのではないこともさらりと説明されています。本書には載っていませんが、糖質制限ダイエットで血液をサラサラにすると関節が伸びやすくなります！健康は自分で守りたいですね。 金メダリストが考えた 世界一の腰痛メソッド 関連情報

長野冬季五輪スピードスケートの500メートルで、日本人としては初めて金メダルを獲得した清水宏保さんは、文字どおり「不屈の男」です。...