彼の廓話は圓菊師匠の艶っぽさを継承していると感じさせてくれます。聴く価値があると思います。 紀伊國屋寄席 古今亭菊之丞名演集 関連情報
海外在住なので、子どもに日本語、特に落語の楽しさを知ってほしくて購入しました。ＣＤ付き、というのがポイントでした。５人の噺家の方それぞれに良い味が出ていると思います。一話ずつ違う絵もセンスが良く、全体としてのまとまりもあります。１０歳と８歳の子ども達は、一度ＣＤを聴いただけでハマりました。登下校の車の中で毎日のように聴くので、セリフから何から丸暗記してしまいました。「じゅげむ、じゅげむ、ごこうのすりきれ･･･」で有名な「寿限無」は、いろいろなオチがあるようですが、このＣＤのバーションは、ほほえましいです。私のお気に入りは「てんぐの酒もり」です。情景が目に浮かぶような話し方で、何回聴いても笑えます。子ども達は「道具屋」のとぼけた感じが好きなようで、何度も繰り返し聴いています。親子で楽しめる落語本の１冊としてオススメします。 えほん寄席 奇想天外の巻 関連情報
親の自分が落語好きで購入。さりげなく息子に見せたら、息子もはまってしまいました。まだ文字を読むことができないのですが、私が読み聞かせたり、CDを聞きながら自分で絵本のページを眺めていたら、いつのまに3つくらい噺を覚えていました。こんなかたちで落語にふれることができるのも、落語そのもののおもしろさはもちろん、CD+絵本という組み合わせの良さもあるのでしょう。ほかのシリーズも続いて購入しました。 えほん寄席 抱腹絶倒の巻 関連情報
名演集１の収録演目は「たちきり」と「愛宕山」。菊之丞の「たちきり」は聴いたことが無かったので購入しました。36分の長席ですが、あっさりと終わる。時間を感じさせないのではなく、淡々と進みすぎる印象。3年前の録音であることを割り引いても、ちょっと寂しい。他の音源と比べた上でのチョイスなのでしょうか。一方の「愛宕山」は軽快な仕上がり。ちょっと一本調子な感じもありますが、楽しく聴けました。いずれにせよ「名演集」とは大きく出たものです。日々に成長を遂げている菊之丞なのですから、今回は「菊之丞集１」くらいに抑えてもよかったと思うのですが……。 古今亭菊之丞名演集 1 「たちきり/愛宕山」 関連情報
