渥美清の泣いてたまるか 2話収録 ( 僕も「逃亡者」 / 豚とマラソン ) DVSR-45 [DVD]
『僕も「逃亡者」』・・・田んぼを売って東京でバーをやろうと信州から上京したジャンセン(渥美)。ところがちょうど同じ頃、自分そっくりな顔の男が銀行強盗で指名手配されていた。警察から逃げる羽目になったジャンセン。幼馴染トクちゃんの役で田中邦衛が出演。田中邦衛と渥美清の共演が見られる貴重な映像です。『豚とマラソン』・・・かつて東京五輪のマラソン候補選手だった山田一平(渥美)が、「子豚にマラソンをさせるとよりよい豚肉になる」という独自の理論で、養豚場の経営を始める。困ったのは豚のえさとなる残飯の確保。近所の住宅やレストランを回って残飯を分けてくれと頼むものの、残飯処理は「韓国人の仕事」と決まっており分けてもらえない。差別問題や子役の「乞食親子」のセリフもあり、現代のテレビではまず見れないドラマ。韓国人役でミッキー安川が好演。子豚の群れのシーンは映画『ベイブ』を見てるようでかわいいです。2作品ともドラマの内容としては後味がいいとはいえませんが、一度見てみる価値はあるかも知れません。 渥美清の泣いてたまるか 2話収録 ( 僕も「逃亡者」 / 豚とマラソン ) DVSR-45 [DVD] 関連情報
なんか今見るとへんちくりんな映画です。ちょっとジェイソンみたいな感じもしますし、妙に最後のタタカイは白黒なんで迫力あるというかシュールな感じ。でもその構成ストーリーの齟齬な感じがまた別にみょーに印象にのこるのですなー。全体からすると凡庸な失敗作でありましょうがその一方、その点からわけのわからない何か漂う映画でもあるよ。白黒、ジャズ、粗暴な感じ、時代が感じられます。しかし原田芳雄は、すでに原田芳雄になっていてそういう意味で感慨もまた深いです。文化歴史作品として鑑賞するのが愉しいと思います。わるくはないよ、でもまーよくもないか、どっちだよ。 あの頃映画 「復讐の歌が聞える」 [DVD] 関連情報