悪の教典 商品

悪の教典 悪の教典(9)<完> (アフタヌーンKC)

漫画化にあたって原作のよさを全て引き出していた読者がずっと読み続けていると、殺される生徒よりも歪んだ教師のほうを応援し始めてしまうことがある十台にありがちな身勝手な主張をする生徒より、何とかことを収めようとする教師のほうが大変そうに見えるからだ共感はできないが、同情をしてしまうぐらいには主人公の歪みをちゃんと引き出せていた同じ原作を扱った映画では生徒の一人一人が誰かなど全く覚える暇がなかったし、主人公の背景も意味不明だったが漫画では解消されていた漫画家はいい仕事をした。漫画家の仕事だけなら星5つ星が4つなのは原作の問題で、やはり展開で少々首をかしげたくなる箇所があったそれでも、漫画化にあたってこれほど丁寧に原作を掘り起こしたことは十分に評価していい 悪の教典(9)<完> (アフタヌーンKC) 関連情報

悪の教典 悪の教典〈上〉 (文春文庫)

発売日にあちこちの本屋を回って上下巻を買い、2日で読み終えました。貴志佑介はファミコン・マンガ世代の僕らの心をがっちりキャッチして離しません。さて、読み終えての感想としては・・・まず、読後感がすこぶる悪い。「バトルロワイヤル」や「不夜城」を読んだ後みたいな、イヤ〜な暗さが残ります。内容は帯を見て、中盤まで読めば大体想像できると思いますが、学校での大量殺人ものです↓。私は教職に就いているので、こういう本はあまり世の中に出回ってほしくないなと思いました。それは置いといて、貴志佑介の本を全て読んでいるファンとしての評価は・・・まぁ、イマイチかなぁ・・・。今回犯人目線でしばらく物語が進行しますが、IQが高い感があまり感じられず、いきあたりばったりに人を殺す様はネタが尽きた頃の古畑任三郎の犯人を見るようでシラケてしまいます。結局欲望の充足にしか知能が使えない犯人は逆にリアルな感じもしますが、主役としての魅力はどうでしょう。前作「新世界より」も大量に人が死にますが、あちらは読み終えると、また読み返したくなる魅力がありました。今作はもう売っちゃってもいいな、読まないなって感じがします。 悪の教典〈上〉 (文春文庫) 関連情報

悪の教典 悪の教典 Blu-ray スタンダード・エディション

この映画は”深く考えず、細かい事は気にせずに観ると楽しいエンタメ作品”です。ストーリーの深さ、メッセージ性を求める人からすれば「何が言いたい・伝えたいのかわからず、面白くない」と思うかも。主演の伊藤英明さんの新境地を見た気がします。良い意味でイメージが覆されたというか、凄くハマっていました。全体的な説明不足(端折った故の蓮実を初めとする人物・心理描写の足りなさ)等色々突っ込んだらキリがないですが、原作をそのまま映像化というのもなかなか難しい訳で。原作→映画の順で見た方にとっては不完全燃焼的な部分もあるかと思いますが敢えてこの「映画:悪の教典」は原作をダイジェスト映像化したサイコPV的に捉えそこら辺は割り切って「そういうものなんだ」と考えたらいいのかなと。R15+作品なだけにそれなりの描写がありますのである程度のホラー・グロ耐性が無い人には視聴は向かないかも。ただ、ショットガンで撃ちまくるラスト以外は「見せない構図」を駆使して音だけでとか、部分的に隠して見せるとかそういった想像力を掻き立てられる感じの演出が多いです。耐性がある人にとっては例えば邦画なら冷たい熱帯魚、洋画ならSAWと比べると殺戮描写は音楽の使い方も相まって、とてもライトでポップな感じに映るでしょう。いつの間にか主人公視点で見てしまい、一種の爽快感・高揚感さえも感じてしまう例えるなら、急転直下型ジェットコースターのような。救いのない後味の悪さにも関わらず、エンディングが流れるとそんな事さえも忘れてしまう。あのエンディング曲は個人的にはアレで良かったと思います。場面切り替えスイッチみたいで。賛否両論あるとは思いますが、ハマれる人はハマれると思います。思い入れが深いほど、特典映像ディスク入りのエクセレント・エディションに期待が高まりますね。という訳で☆5つです。 悪の教典 Blu-ray スタンダード・エディション 関連情報

悪の教典 【特典ポスターなし】THE II AGE (ALBUM+DVD)

THE SECONDらしいアルバムと思います。結構ノリノリの曲が多く元気になります。おすすめです。 【特典ポスターなし】THE II AGE (ALBUM+DVD) 関連情報

悪の教典 悪の教典〈下〉 (文春文庫)

貴志さんは大好きな作家なので、このミス1位になって嬉しかったのですが、それに伴うほど面白くはなかったです。もっと長い物語にして内容を濃くすればかなり面白くなったんじゃないかと思いました。他人の感情を共感できない蓮見という人物は怪物らしくいい味出してたんですが、他の人物にあまり魅力がなかったり蓮見に対してあっけなくやられたりと、引きつけられませんでした。タイトル通り悪が勝つ嫌な結末を期待してたのですが、そこまでではなかったです。ただ、この終わり方もちょっとゾッとする感じで良かったとは思います。貴志さんには『黒い家』や『新世界より』という素晴らしい作品があるから、めちゃくちゃ期待してしまうのでこれからも頑張って下さい。 悪の教典〈下〉 (文春文庫) 関連情報




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