斬新と言うか、当て外れと言うか、朗読は市川亀次郎、着物を着ている表だったからてっきり和風を期待していました。観てみると洋服を着た亀ちゃんが競(きおう)と言う話を演じています。 丁度、大河ドラマで「平清盛」をやっているのもあり買ってみました。 演出は市川亀次郎、他で人並みの事をやらない亀ちゃんらしい内容でした。 全巻欲しくなりましたが、流石に高いので二の足を踏んでいます。 色んな方が各巻を担当していて興味深いです。 原典 平家物語 24 競 (きおう) (DVD) 関連情報
出版元やタイトルからは、便乗本それもタイミング外し過ぎという気になるが、実は、シッカリした研究者の深い分析で評価のあった新書のリメイク。なので、大河ドラマを足がかりに本書を軽く手にすると結構驚くだろう。旧勢力の没落と武士の台頭といったステロな考えに、正面から、しかし、堅実重厚な研究から、著者は新たな歴史像を示す。当然、「平清盛 勝利への道」なんてイージーな話ではなく、重層的に絡み合った諸勢力の長年の関係から生じた保元・平治の乱を、立体的しかし割と分かりやすく紹介している。それと、大河ドラマとの関係でいえば、ドラマが何を削り、何を纏め、何を加えたのかを考える人がいるなら、本書は比較材料としてとても便利である。例えば、保元・平治の乱のそれぞれで先ず武装蜂起した頼長と信頼は、ドラマでは分かりやすく設定されていたが(通説を踏まえたものだが)、本書が描き出した二人は、有能怜悧と無能そのものなんて単純なものではなく、ひとことで公家とも括れない、新旧勢力の武士や地方も巻き込んだ正に政権奪取を狙うに足るだけの能力や組織を有していたことが分かる。(但し、両名とも、長期ビジョンを欠いて、あっというまに転落したことは共通点。頼長はその転落が蜂起のトリガーであり、信頼は勝利の直後の敗北という違いがあるが)しかしまぁ、本書の描く清盛と義朝では、大河ドラマの主役とは成り様もないわけで、通説+スパイスとしての細かい史実+ドラマらしさを足した点では、私個人は「平清盛」を意欲的な作品と評価したい気持ちはある。一方で、「足した」あとの「割る」配分を間違えてしまい、多くの視聴者が離れていった面も否めないのだが。(その点で、先にレビューを書かれた方の「薄味」という評価は、興味深かった。多くの視聴者は「濃厚」「複雑」で脱落したのだから。いつか、「平清盛」が早すぎた濃厚テイスト作品とみなされ、本書を下敷きにしたダイナミックな権力抗争ドラマがつくられる日が来るかもしれないと期待したい。) 保元・平治の乱 平清盛 勝利への道 (角川ソフィア文庫) 関連情報
出版元やタイトルからは、便乗本それもタイミング外し過ぎという気になるが、実は、シッカリした研究者の深い分析で評価のあった新書のリメイク。なので、大河ドラマを足がかりに本書を軽く手にすると結構驚くだろう。旧勢力の没落と武士の台頭といったステロな考えに、正面から、しかし、堅実重厚な研究から、著者は新たな歴史像を示す。当然、「平清盛 勝利への道」なんてイージーな話ではなく、重層的に絡み合った諸勢力の長年の関係から生じた保元・平治の乱を、立体的しかし割と分かりやすく紹介している。それと、大河ドラマとの関係でいえば、ドラマが何を削り、何を纏め、何を加えたのかを考える人がいるなら、本書は比較材料としてとても便利である。例えば、保元・平治の乱のそれぞれで先ず武装蜂起した頼長と信頼は、ドラマでは分かりやすく設定されていたが(通説を踏まえたものだが)、本書が描き出した二人は、有能怜悧と無能そのものなんて単純なものではなく、ひとことで公家とも括れない、新旧勢力の武士や地方も巻き込んだ正に政権奪取を狙うに足るだけの能力や組織を有していたことが分かる。(但し、両名とも、長期ビジョンを欠いて、あっというまに転落したことは共通点。頼長はその転落が蜂起のトリガーであり、信頼は勝利の直後の敗北という違いがあるが)しかしまぁ、本書の描く清盛と義朝では、大河ドラマの主役とは成り様もないわけで、通説+スパイスとしての細かい史実+ドラマらしさを足した点では、私個人は「平清盛」を意欲的な作品と評価したい気持ちはある。一方で、「足した」あとの「割る」配分を間違えてしまい、多くの視聴者が離れていった面も否めないのだが。(その点で、先にレビューを書かれた方の「薄味」という評価は、興味深かった。多くの視聴者は「濃厚」「複雑」で脱落したのだから。いつか、「平清盛」が早すぎた濃厚テイスト作品とみなされ、本書を下敷きにしたダイナミックな権力抗争ドラマがつくられる日が来るかもしれないと期待したい。) 保元・平治の乱 平清盛 勝利への道 (角川ソフィア文庫) 関連情報
平家の家紋のストラップをずっと探していました。シルバーと合わせて十個位購入して、携帯電話だけで無く車のキーホルダーの代わりにも付けています。戦国武将の家紋のストラップは結構見かけますが・・・六文銭とか三つ葉葵とか・・・平家のものって、あまり見ないのでこれを見つけた時は嬉しかったです。以前見つけた、戦国武将の(確か池田輝政)揚羽紋のストラップは木製だったのですぐに割れてしまい、気軽に携帯に付ける事ができませんでした。しかし、この商品は軽いし丈夫で、その木製ストラップよりかなり安いので嬉しい。ゴールドの色はサンプル写真よりもうちょっと派手な金色で非常に綺麗です。対照的にシルバーは落ち着いた感じで渋いです。これから死ぬまでずっと使い続ける事になりそう。 NHK大河ドラマ 平家の家紋 ストラップ ゴールド 関連情報
従来の「保元の乱」「平治の乱」に関しては『保元物語』『平治物語』の内容に基づくものが多く流布されていましたが、この軍記物の内容はそのまま史実として受け取られている現状に対する問題提起がなされています。「『保元物語』『平治物語』の筋立てをすべて白紙に戻して、この事件を見つめなおすことから始めるべきであろう。」という「はじめに」における筆者の主張はうなづけるものがあります。そしてより信頼できる文献を多数引用し、その引用元が丁寧に脚注に記されているのには頭が下がります。また、この著書が発行されたのを受けたかのように元木泰雄氏が「保元の乱・平治の乱を読み直す」を執筆されました。この二つの著作によってこの時代にとって重要な乱の研究が進んだかの感があります。そう言った意味でもこの両乱の研究にとって画期を与えた著作であるといえるでしょう。 保元の乱・平治の乱 関連情報