黒岩重吾 商品

黒岩重吾 新装版 古代史への旅 (講談社文庫)

私は古代史に興味があるが、詳しくは知らない。 この本は読みやすくて、勉強にもなり、ありがたいです。 新装版 古代史への旅 (講談社文庫) 関連情報

黒岩重吾 天の川の太陽〈上〉 (中公文庫)

壬申の乱の話と思って読み始めたが、時代は658年から壬申の乱前夜まで、前に読んだ「中大兄皇子伝」や「茜に燃ゆ」の下巻と同時代、天智天皇の晩年の話。天智天皇、無理な外征と子供の溺愛、孤独な独裁者、晩年の豊臣秀吉みたいです。 天の川の太陽〈上〉 (中公文庫) 関連情報

黒岩重吾 斑鳩王の慟哭 (中公文庫)

推古女帝が大々的な薬猟を行なう場面(611年)から、斑鳩宮の上宮王家滅亡(643年)までを描いている95年発刊の作品。85年に上梓した「聖徳太子」の続編といってよい。「聖徳太子」では厩戸皇子(聖徳太子)の成長過程やその理想と闘いを描いていたが、そこでは彼の未来の国づくりへの希望と覇気が感じられた。しかし本作は全編に悲しみが満ちている。理想と現実の狭間で苦悩する厩戸とその悲愴な最期、偉大なる父の陰で劣等感を抱えつつ、運命に翻弄されていく山背大兄王が中心に叙述されており、その読後感は厩戸と山背王が深く帰依していた仏教の説く"諸行無常"であった。「聖徳太子」とのタッチの違いは黒岩がインタビュー(解説の中に抜粋されている)で告白しているように、87年以降に人生観が変わったことが影響しているのかも知れない。本作の執筆動機について黒岩は、平成四年に丸山古墳の石室内の写真が一般に公表されたことをあとがきで挙げている。それによって推古朝を語る上で重大かつ驚くべき事実が判明し、それがさっそく本作の中で物語として活かされている。厩戸の最期の言葉とされている「世間は虚仮、仏こそ真」が胸に迫ってくる作品である。 斑鳩王の慟哭 (中公文庫) 関連情報




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