- 商品

- シロウトTV×PRESTIGE PREMIUM 18 [DVD]

まずこの商品を見て最初に思ったことは、何故わざわざ「シロウト」とカタカナ表記にしているのかということです。その言葉に僕の心はノーブラの巨乳の人が飛び跳ねた時のおっぱいのように揺れ動きましたが、なんだか信用が置けなかったので直接TSUTAYAに赴き、興奮も冷めやらぬままレンタルしてみることにしました。ちなみにゲオでもレンタルしました。なので、Amazonでこの商品を購入したわけではありません。期待に胸を踊らせながら(おっぱいが揺れ動いていたわけではありません)再生してみると、そこには新世界が広がっていました。なんということでしょう。先ほどまで元気いっぱいだったシロウトが、陸に打ち上げられたマグロのように醜くのたうち回っているではありませんか!突然の漁業的展開に僕はついていけませんでした。この作品は本当に実在します。僕の視野を確実に広げましたし、マグロ漁への関心を深めたとともに、(やや形而上学的ではありますが)新プラトン主義から脈々と受け継がれたシロウトの素晴らしさを僕に与えました。カントやヘーゲルのドイツ観念論のような空気を感じさせる点はシェリングやフィヒテとの対立をありありと想起させ、シコる暇を与えないのは、もはや神話と評せざるを得ません。 シロウトTV×PRESTIGE PREMIUM 18 [DVD] 関連情報

- D

短いCDながら、リピート再生が止まらなくて困る。止めても、仕事中も脳内再生される中毒性は健在。サウンドは自然体で優しい、地に足ついた美しさ。SOFT BALLETの頃とは違う未来が見えてとても嬉しい。どんな音が次にでるのか待ち遠しく思う。2人のサウンドが聞けて幸せなので、これからも今の音をどんどんCDやライブで映していってほしい。XX年来の、また、INDEXもINDEX通りにオールリピートしていたファンなので、歌のお兄さんの爆発力がほしい気持ちはわかるのだが、このまま2人でサウンドをつくりつづけてくれさえすれば、僕は満足。B612が特に秀逸。ライブで麻輝氏が歌っていた抑揚とはどちらかというと真逆でCDは高音部が綺麗な軽い仕上がり。低音部からのえぐるような高音への移動が悲痛で素敵(で思わず泣いてしまった)ので、今後別Verでのリリースも期待。DVDのNo_5みたいに、ライブも楽しいよ。(追記) lilliesとの合同アンコールで、まさか depeche mode(NeverLetMeDownAgainのカヴァー)が来るとは!やっぱライヴは全部行っとかな、と心に決めた次第。 D 関連情報

- マイナス・ゼロ (集英社文庫)

うわっ、懐かしいな。かっての文庫版と同じタイトル・ロゴとイラスト。和田誠による装丁を見て、手に取った際思わず叫んでしまった。"この文庫を復刊せよ!"との企画で陽の目を見た今作。日本に於けるタイムトラベルSFの先駆的作品にして屈指の傑作。若くして夭折した才気ある作家の伝説の小説という位置づけは、実は当時からあった。作品の背景、作者については、他のレビュアー氏の詳細なレビューを参考にされるとして、私は久しぶりに読んだ作品の感想を。実に生真面目、論理的に破綻のない構成とストーリー展開。今読むと、気恥ずかしくなってしまうほどの倫理的なキャラクター造形、時代を感じさせる言い回し。そして、何より、昨今流行の「昭和」のムード溢れる精緻な時代考証。筆者のあとがきによると、今作は昭和45年頃、氏が急死する2年前に書かれている。小説の舞台は、執筆時より10〜35年余り遡っている訳だが、中でも、筆者が幼少期を過ごした昭和初期の銀座のレトロでノスタルジックな描写と時代背景、人々の暮らしぶりがじっくり味わえる。小説の半ばで、当時の物価の一覧が挙げられているのが興味深いし、ダットサンの由来や通信技術の進歩、昭和社会風俗史が垣間見える話になっている。殆ど物語のディティールは忘れていたけれど、時空を遡ってしまった男の数奇な「個人史」が、終盤になってジグソーパズルをはめ込むように連環、幸福感を以って完結していくオチを読みながら、この作品に初めて出逢った25年近くも前の出来事が甦ってきて、ちょっと感傷的になってしまった。 マイナス・ゼロ (集英社文庫) 関連情報




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