M教師学園
絶妙のタイミングで“太宰治が登場”します。この作品がまさに、現代の「人間失格」というのも、うなずけることです。非正規労働が常態化し、将来への展望が持てない中、現代文明に立脚した社会・経済システムは、庶民の些細な不安から地球環境問題に至るまで、何一つ解決できません。でも、そんな時代にも、人はひとりの男か、あるいは女として生きていくしかありません。そしてそこにも、恋愛、結婚、そしてセックスをめぐるさまざまな抑圧が――。この作品は、今までジェンダーや性的少数者の問題について研究を重ねてきた著者が、突然イロモノ小説に転身したわけでは決してないです。むしろ、そういう蓄積を読みやすい形でリライトすることで、わたしたちに21世紀を生きるヒントを示しているのだと思います。生きづらさを感じるすべての人、必読!あの秋葉原の彼も、これを読んでいればあんな凶行に及ばずにすんだかも……。
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大麻草解体新書
偏見を取っ払い見てみてください。真実の事しか書かれていません。
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巡恋歌
長渕剛の代表曲の一つ「巡恋歌」、しかしこの盤は92年に発売されたニューバージョン。デビュー直後の剛は、鳴かず飛ばずで一度上京したのものの、しばらくして鹿児島へ帰郷、しかし夢捨てられず、最後の挑戦としてリリースされたのが70年代の巡恋歌。この曲がヒットし、今の剛がいるわけで、彼の中でもこの曲に対する想い入れは強いと以前聞いた事がある。初代巡恋歌は、抒情的なメロディーに乗せた、当時のニューミュージックフォークの香りがする。全体的に優しいトーンだ。歌詞にしても、女性側からの視点で描かれている。当時の彼の曲は、このようなフェミニズムな歌詞が多かった。しかし92年の盤は、歌詞はそのままに、見事に異なった性格を見せている。激しく掻き鳴らすコードストローク、まるで初期のフィンガーピッキングと「決別」したかのような激しさだ。その後ライブでは主に剛は92年バージョンを採用する事となる。自己の歌声に対してのコンプレックスから、酒を呷り、見事なまでのハスキーボイスを獲得した。その声によって、歌われる女性歌は、また新たな一面を見せ始めた。女性的歌詞と超男性的歌声に変貌した絶妙なコントラストにより、中和され、不可思議に中性的楽曲を生み出す。これに関しては、この頃以来ライブで歌われている、「素顔」や「順子」等にも通ずるが、初期のそれらの楽曲は、見事に変貌を遂げ、当時悪く言えば、女々しさがあった楽曲が、五臓六腑に染み渡るような重みが現れた。殊に巡恋歌に関しては、ラストの激しくかきむしるコードストローク奏法は圧巻と言わずにはいられないだろう。全身に響き渡るような激烈なストロークは剛の専売特許のようなもの。この曲に限った事では無いが、ラストのコードストロークの時、彼は「ソリャッ!」と叫んでから移行する。これは勿論彼自身に気合を入れるための叫びの面もあるだろうが、自分らに対して「よっしゃお前らいくぞ!」という気合の叫びでもある。この瞬間がたまらなく興奮する。剛自身の恋愛あるいは、人生観によって見事に変貌を遂げたプロトタイプ。一聴の価値あり。リリース:1992年
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83年の邦題「恋のスクランブル」です。童貞高校生の初体験の相手は親友のしかもルームメイトの母親だった・・・。なんて話を聞くと、他愛無い学園コメディを想像して、実際にそうなのですが、なかなか面白いです。主役3人が役にぴったりとはまっていて、もっとシリアスな展開にして描いても深みのある人間ドラマになったのではと思わせます。(友情ものとして軽くまとめられていて、これはこれでいい)童貞君アンドリュー・マッカーシー、悪友ロブ・ロウが好演です。ジャクリーン・ビセットは、後半の扱いなど物足りないのですが相変わらず美しい。軽い役ながらも悩みも持った恋する大人の女性をうまく演じています。息子の親友とは知らずに付き合ったマッカーシーを見る彼女の視線のやさしさは芝居とは思えなくジーンときます。他にクリフ・ロバートソンが共演。バージニア・マドセンはオッパイぽろりシーンのために出演?子供らしい顔付きのJ・キューザックが可愛い。このビデオ、画質はあまり良くありません。まあこの値段だったら許せるか・・・。
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ジョン・キューザックのデビュー作。クラス委員ロスコ-役で出ています。当時人気だったロブ・ロウ、本作がデビュー作となったアンドリュー・マッカーシーのWキャストです。後者マッカーシーの演技が光りますが、中堅俳優どまりになったのが悔やまれます。ロブ・ロウも問題を起こしてTV俳優に成り下がってしまいました。作品自体はテンポ良くすすみ、飽きさせないつくりとなっています。
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