大規模な火山噴火が何年にも渡って地球全体に影響を与えたことの勉強になります。将来、大規模な火山噴火が各地で相次いだ場合に想定しうる災害を考慮する参考になると思います。噴火場所の緯度などによって影響を受ける時期が異なる場合があるので現在であれば食糧難の地域に物資が輸送できると思います。火山が噴火した場合に、どの地域にいつ頃どれぐらいの影響を与えうるかをある程度予測できると思います。農作物が壊死しないように噴火ニュースの後に対策できる地域は対策することなどや疫病流行をある程度抑えることなど、あらゆる国々が協力すればできると思います。未来の減災の参考にしてほしいです。1258年から1259年、成層圏に大量の硫酸エアロゾルを漂わせた巨大噴火があった。グリーンランドと南極から検出された硫酸エアロゾルの量は1815年のタンボラ火山噴火の2倍、1883年のクラカタウ火山噴火の8倍もある。硫黄そのものの噴出量からすれば過去7000年間で最大規模のものだ。具体的な火山を特定できなかったが、有力な候補が見つかった。インドネシアのロンボク島サマラス火山だ。 異常気象が変えた人類の歴史 (日経プレミアシリーズ) 関連情報
川端裕人の文章は科学技術を分かりやすく説明してくれるので大好き。気象についても情報がたっぷり。お得な本です。 雲の王 関連情報