次世代の大和魂たちへ-心の中に日の丸を (SEIRINDO BOOKS)
まず非常に読み易くテンポがいい。自伝の部分は波乱万丈過ぎてフィクションでは?とすら思うがどうやら事実らしい。現在の日本のおかれた現状やこれからのあるべき姿も政治に疎い人にも分かり易く訴えかける。学歴やコネがなくても強い想いを持ち続け国会議員へのハードルを突破した中丸議員に勇気を貰えた。ベストセラーの次はドラマ化希望。 次世代の大和魂たちへ-心の中に日の丸を (SEIRINDO BOOKS) 関連情報
インターネットは永遠にリアル社会を超えられない (ディスカヴァー携書)
古谷氏は、「ネット上の世論調査」では政党支持率が非常に高かった次世代の党が、リアル世界での政党支持率は社民党並みで衆院選で大敗した例を挙げて、ネット世論はリアル世論の氷山の一角ではなくて、自閉した島宇宙(クラスタ)の中の声を代弁したものに過ぎないということを示している。(※クラスタとは、趣味・嗜好や思想などで細分化され形成された、ネット上の集団のようなもの。ネット上では、同じ趣味・嗜好や思想をもった人々が集まりやすい一方、他のクラスタとの交流はほとんどないという。)そして、ツイッター上の「バルス祭り」やニコ動のMAD動画、ユーチューバーの例を挙げて、ネット上のコンテンツのほとんどが既存大手マスメディアや大企業が創作したコンテンツに依拠したものであって、リアルから独立したネット独自のコンテンツがほとんど見られないと指摘している。かつて一時期「web2.0」などという言葉が出てきて、インターネットに過剰な期待を持つ人々が出てきた。インターネットが世の中を大きく変え、われわれの人生を大きく変えるんだと。しかし実際には、ネットがあっても、普通の人は普通の人。リアルで実績のある人は、ネットでも成功する。ただそれだけなのだ。「ネットはあなたの人生を何も変えない。」これは中川淳一郎氏の著書「ウェブはバカと暇人のもの」にあった言葉だ。われわれが普段使用している固定電話や冷蔵庫や洗濯機などに対して、過度な期待や幻想を抱く人は皆無だろう。ただそこにある、生活を便利にする家電である。ただそれだけだ。ネットもそれと同じように、ただの情報検索のためのインフラであって、われわれの人生を大きく変えるものではないと考えるべきだということである。 インターネットは永遠にリアル社会を超えられない (ディスカヴァー携書) 関連情報