ポプラ社小説大賞 商品

ポプラ社小説大賞 船に乗れ! Ⅲ (ポプラ文庫ピュアフル)

結構面白いです。久しぶりに音楽系の本を読んで楽しめました。またいい本があれば買いたいです。 船に乗れ! Ⅲ (ポプラ文庫ピュアフル) 関連情報

ポプラ社小説大賞 きみはいい子 (一般書)

前半2話を読んだ後どうしようもなく泣けて泣けて・・・。私は小学3年の双子と保育園児の3人の母ですが、虐待による子供への影響を思うとかわいそうでした。でもこの本の救いになったのは虐待の中でも一筋の光、希望があったことです。読んだ後、子供の笑顔に癒されました。 きみはいい子 (一般書) 関連情報

ポプラ社小説大賞 ピエタ (ポプラ文庫 日本文学)

要約かなり良書。最後まで読んでこそ価値がある。筆者の文章体と世界観がマッチしており、読み始めると没頭する。幾人もの不幸話を散りばめつつも最後にはほとんど回収して気持よく終われる。以下詳細。ヴェネツィアに実在した施設「ピエタ」。孤児や棄て児を養育するために設立された慈善機関であり、主な収益は付属音楽院のコンサートによる収入や貴族からの寄付など。そのピエタを舞台に、孤児の女性や音楽院の協奏曲長などの半生を描くミステリ。まず筆者の文体(実際には語り手である孤児のエミーリアの文体)と、中世のヴェネツィアの雰囲気が非常に良く合い、独特な、読んでいるだけでその世界にいるような没頭感があります。それは作中に頻繁に使われている親しみのない単語、カーニバルやコルティジャーナ、ゴンドリエーレ、ドージェといったものを読みやすくするだけでなく、逆に作品全体の雰囲気作りに一役買っています。作中の人物がいうセリフ「ヴェネツィアはもう腐ってるんじゃないか。美しい都だけれど、この美しさは、腐りかけの果実の、最後のしたたり落ちる甘い汁のようなものなんじゃないか」から暗示しているように、登場人物皆がもう全盛期の終わった、どこか空虚な、暗暗たる人生しか残されていないのでは無いか、と読み手をリードしています。主要な登場人物全員が虚しい未来しか残されていないのではないかと。ただそのような中盤を抜けて終盤に差し掛かると物事は一気に進展します。伏線が回収され、様々な人物が絡み合い、登場人物それぞれの支えとなり、そして皆生き生きとします。読了後は爽やかな余韻に、ただただ浸ることができました。 ピエタ (ポプラ文庫 日本文学) 関連情報




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