中間層の没落をいやというほど思い知らされる。前作では、それがグローバリズムってもんだから、しょうがないじゃん、という結論だったけれども、そんな彼自身も耐えられないくらいの中間層の落ち込みがアメリカで起きているのだろう。訳もよいし、みんな、もっと読むべき。アメリカのようになる前に。 余震(アフターショック) そして中間層がいなくなる 関連情報
さいとう・プロの劇画で、主人公の顔がゴルゴ13なのに面食らうが、すぐになれるので心配は要らない。いわずとしれた小松左京の「日本沈没」のコミックなのではあるが、若い人には新鮮かもしれない。というか、たまたま(これが「たまたま」なのか深い計算のうえなのかということも考えてみると面白いのであるが)同じようなテーマを扱ったかわぐちかいじの「太陽の黙示録」(特に第1巻)と同時期に出たこともあり、読み比べるのも面白かろう。原作が小松左京ということもあり、科学的な記述には問題がない。第1巻で特筆できるのはバチスカーフの原理が非常に分かりやすく説明されていることだろう。このことだけでも読む値打ちがあったと思っている。 日本沈没 1(余震編) (プラチナコミックス) 関連情報
迅速かつ丁寧なメイル。とりわけ良い商品に感謝しています。次の機会もよろしくお願いします。 詩の礫 関連情報