映画リアル鬼ごっこ - リアル鬼ごっこ園子温予告まとめ【ネタバレ注意】出演者もビビる！7月11日公開園子温

自殺サークル [VHS]

なんといっても、映画冒頭の集団自殺のシーンがインパクト大きい。帰宅ラッシュのＪＲ新宿駅ホームに、制服の女子高生が普通におしゃべりしながらぞろぞろ集まりだし、みんな手をつないだと思ったら、「せーの」の掛け声で、いきなり入ってくる車両に全員が飛び込んでしまう。他にもホームに待っている乗客が大勢いる中で突如起きる惨劇は、線路に落ちた女子高生の一人と目が合った次の瞬間には轢かれて血しぶきが上がるなど、強烈な見せ場になっている。これを皮切りに、集団自殺の波は日本全国に広がりだす。ある高校では、日常の学校風景の遊び半分のような様子のまま、校舎屋上からの集団飛び降り自殺になってしまう。決心のつかなかった学生が、無理やり道連れにされるところがリアルで怖く印象に残る。前半は、得体の知れない恐怖が、じわじわと蔓延していく怖さが感じられますが、ここまでは、見方によっては、ただ気色悪い、趣味の悪い映画かも知れません。しかし、物語後半から、少年が電話で「あなたは、あなたを殺してもあなたと関係ありますか？」「あなたはあなたの関係者ですか？」などのメッセージが投げかけます。ここでスプラッターホラー風のテイストが「人とのかかわり、自分とのかかわり」を問う詩のような作品に変わっていきます。この展開が、園子温監督の作風ゆえであり、なぜか気になる作品になった理由と思います。石橋凌, 永瀬正敏が刑事で、さとう珠緒, 宝生舞が看護婦で出演していることで、普通の映画に踏みとどまっていますが、途中からストーリーは(おそらく意図的に)破綻しており、かなり毛色の変わった作品になっています。自殺サークル [VHS] 関連情報

けもの道を笑って歩け

　園子温のファンなので買いましたが、これはファン以外の人生に悩んでいる人にもオススメです。　前著の半自伝的エッセイも超絶面白本でしたが、これも実に面白い！今回は自伝とは違い、生き方について熱く語っておられます。ぬるい生き方が王道となった現代人に劇薬とも言える厳しいご指南！　しかし、「１０倍返し」の『半沢直樹』がうける今、園子温の言葉は熱く現代人の心に響くかもしれません。（ちなみに園子温は、ある映画で自分を無視した世間に「１０倍返し」したそうです。）　生き方指南以外のお話では、すぐに使える仕事のテクニックなどもあり、それらが園子温が偏愛する映画のエピソードと共に語られるのでファンとしてはたまりません。　若干、前著と被る部分もありますが、新たな視点で語られており、ラストまでハイテンションが持続します。　読み終わった後、ヘナチョコな私も明日から少しは「けもの道」を歩いてみようと思いました。　　けもの道を笑って歩け関連情報

映画ラブ&ピースオリジナルサウンドトラック