亜人としてサキュバスの佐藤早紀絵、デュラハンの町京子、雪女の日下部雪、バンパイヤの小鳥遊ひかりと亜人と語りたい主人公高橋鉄男の、心温まるハートフルコメディでしょうかw 因みにヒロインはパンパイヤっぽいです。デュラハンの高校生活を書いたコミックは恐らく史上初で、大変そうな生活がうかがえますw いや、あるかも知れませんが私は初めて見ました。ですが、デートは大変そうです。この話で一押しはバンパイヤの小鳥遊ひかりです。行動が可愛いです。ともあれおもしろいです。★5つ。お勧めです。 亜人ちゃんは語りたい(1) 関連情報
1巻を楽しめた方なら問題なしです。2巻では普通人間の高橋先生と亜人というパターンの話だけで無く、亜人だけ・普通人間だけの話もあり、単調にならなかったのが良かったように思います。サキュバスの佐藤先生は主役張れるな〜と高橋先生が登場しない回を見て思いました。良キャラ。教師でも生徒でもない職種の新キャラが登場したところで3巻へ続く。話が拡がるようで楽しみ。124ページで2巻終了となっていてビックリしましたが、最後に出張読切が収録されています。単なるキャラ・世界観説明にはなっておらず、本誌掲載分と遜色ないクオリティで面白かったです。 亜人ちゃんは語りたい(2) (ヤンマガKCスペシャル) 関連情報
結構売れてるようで、発売からわずか20日で重版が出ている。シンプルで線の太い宮下 裕樹さん風の画風の学園コメディ。いわゆる萌え絵というのとは違うと思うが、まるでキャラが動いているように思えるような、しっかりした構図の上手い絵だと思う。この世界には亜人<デミ>と言われる、特異体質(ヴァンパイアなどマンマ伝説の妖精やモンスターなんだけど)の人たちが居て、主人公高橋鉄男は学生時代に亜人の研究を志しながら、社会倫理などの理由で成し遂げられなかった経験を持つ高校教師。そんな彼の高校に、ある時マイノリティで今まで出逢ったことのない亜人が、生徒先生を含め四人も在籍していることを知る。彼女たちに接触し聞き取り調査を始めた高橋であるが、いつの間にか彼女たちの亜人であること(他人と違うこと)のつらさや苦しさを感じるようになり、教師として彼女たちを守り、悩み少しでも解決しようとするようになる。亜人といってもデュラハン以外は見た目普通の娘と変わらず、この漫画が亜人を比喩にしてマイノリティな個性を持つ子ども達に対する学校や社会の理不尽な差別や偏見を画こうとしていることが感じられる。とはいっても、内容は明るい学園コメディで、亜人達も可愛くテンポもよく普通に面白い。普段の軽いノリとここぞという時のシリアスな深みのメリハリがよく、言葉にして話すことの大切さを訴えるメッセージもよく伝わる。軽快な明るさの中に「鈴と、小鳥と、それから私、 みんなちがって、みんないい。」 という金子みすゞの詩のように、一人一人が個性を尊重し合うことの大切さを考えさせられる、教育漫画としての一面も持っている漫画だと思う。 亜人ちゃんは語りたい(1) (ヤンマガKCスペシャル) 関連情報