後に他の作品と同世界とされて「虚無戦記」シリーズとして編入・再出版されましたが、これ単体でまとまりよく終わってるので、無理な組み合わせの「虚無戦記」よりこちらの全3巻の方がお薦めです。遥か遠くの宇宙でおこなわれている人知を超えた奇怪な宇宙戦争。そこから戦線を離脱した宇宙船「馬頭竜」。それは太古の地球に漂着。そして宇宙船の上に地表が積み重なり日本列島が誕生した・・。日本列島はまるまる巨大な宇宙船だったのだ!?そして江戸時代初期。馬頭竜の乗員の子孫で先祖帰りを起こし、日本列島を吹き飛ばして、馬頭竜で宇宙の戦線に戻ろうとする魔人「真田幸村」と配下の真田十勇士。それに対して、同じく馬頭竜の乗員の子孫で、日本崩壊を阻止しようとする主人公「九龍弥勒」をはじめとする九龍忍群。宇宙人の子孫同士の異能力を使った激烈な殺し合いが始まった!さらに急襲する外宇宙からの真の敵。明らかになる馬頭竜の戦線離脱の理由と、地球人の存在意義とは?「日本列島が宇宙船」「真田十勇士が異形の悪役」などの無茶苦茶で荒唐無稽な発想。石川賢ならではの濃い絵での血肉飛び散るアクション。お笑いキャラ・美形・女子供でも容赦なく惨殺されるバイオレンスぶりと、石川賢の魅力が堪能できますよ! 虚無戦史Miroku 1 (電撃コミックス) 関連情報
Loading...