藤崎奈々子事実婚状態相手は・・・事実婚状態

妻と別れたい男たち (集英社新書)

主に国道16号線より内側周辺の首都圏の40歳以上の方への調査結果を基に、離婚する男性像をまとめた本である。テレビドラマやマスコミに出てくる定年離婚のような離婚の事例は、珍しいからドラマ化されるのであり、実態は異なることを指摘している。読んでみて、私は離婚しないタイプの男性であるようです念の為、妻にも本書を読んでもらいましたが同意見の模様妻と別れたい男たち (集英社新書) 関連情報

夫というもの (集英社文庫)

本書は、2004年に刊行された同書名の本を文庫化したものである。著者は、医学博士でもあり、直木賞受賞作家でもいらっしゃる方で、男女関係や恋愛に関する著書も多数お持ちである。本書は、タイトルにあるように、「夫」というものはどういうものなのかについて、時にデータを用いながら、主として著者の経験や主観から綴った本である。生物分類学的に男女は違っているのは当然として、性格や考え方も男性と女性では、個人差はあるものの、一般的な視点から見れば違うことは多方面から主張もされているし、経験的に感じることも多いだろう。男とは、女と比べて、一般に筋力は強く大きな体躯もしているが、その実、寂しがり屋で、孤独に弱く、甘えん坊で、曖昧さを引きずって生き、プライドが高い割にくじかれやすい…。そんな男や夫というものの特徴をよく捉えて書かれている。具体的には、妻との性行為、夫の浮気、夫や妻の実家とその両親との関係、専業主婦願望、マザコン夫、妻に言われたくない言葉、夫の初期鬱病、定年後の夫婦の生活、一夫一婦制などをテーマにして、男女の違いを浮き彫りにしながら書かれている。著者ご自身が男性であるため、主として男の視点から書かれているため、特に女性にとっては、やや都合いい話だと感じられる記述もあるかもしれない。しかし、それだけ著者の本音が出た本だと言うことができるかもしれないし、男性の私から見ても、多くが経験的に的を射た内容になっている。男女とも、お互いを理解することが円満生活を送ることの前提になることを鑑みれば、本書は特に女性が男性や夫を理解するために、また男性が客観的に男性という存在を知るために有用な本だと言えるだろう。夫というもの (集英社文庫) 関連情報

事実婚　新しい愛の形 (集英社新書)