1986年,ミンツが29歳の折に南西ドイツ放送交響楽団に客演した時のもの。ミンツは既に完璧な技巧と卓越した美音,そして音楽への集中力を備えており,大変に見事な演奏を聞かせてくれる。1歳下のサロネンは少年のように若々しく,覇気に満ちた指揮ぶり。サロネンのファンにも勧められる。 バイオリン協奏曲 ニ短調 [DVD] 関連情報
2013年リリース。エサ=ペッカ・サロネン(Esa-Pekka Salonen, 1958年6月30日 - )は、フィンランドの作曲家・指揮者で、ぼくも指揮者としてのエサ=ベッカ・サロネンのアルバムは数枚持っているのだが、今回、このアルバムに入っている30分にも及ぶ『ヴァイオリン・コンチェルト』をアップルがiTunesで無料配信したのでダウンロードして聴いてみたのだが、あまりの凄さにびっくりしてしまった。これはしばらく感じなかったくらいの驚きを感じた傑作だ。つづけてこちらのアルバムも聴いてみた。音質的にはiTunesの方が良い気がする。更に驚きなのは、エサ=ベッカ・サロネンが『ヴァイオリン・コンチェルト』をiPad Airで作曲したことだ。その様子が、同じiTunesのページで配信されている。髭剃しながらハミングして、iPad Airに譜面を書き込んでいく、そうやって蓄積した譜面を、自身が2008年から首席指揮者・芸術顧問を務めるフィルハーモニア管弦楽団で試す。そういった様子が配信されている。プロの作曲家がiPad Airで作曲する。正に新しい時代の到来を感じずにはいられない。そして、この作品を見逃さずにリリースするアップルも本当に凄いと思う。その『耳』の確かさに驚くばかりだ。 アウト・オブ・ノーホェア 関連情報